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東京国際映画祭CROSSCUT ASIA「ネクスト!東南アジア」提携企画 東南アジア、巨匠から新鋭まで

日本

来日ゲスト決定! フィリップ・チア(映画批評家/シンガポール)

第30回東京国際映画祭「国際交流基金アジアセンター presents CROSSCUT ASIA」(2017年)では、ASEAN設立50周年を記念して「ネクスト!東南アジア」と題し、東南アジア各国の実力派監督が推薦する新鋭監督の作品を特集上映しました。
この提携企画として国際交流基金アジアセンターとアテネ・フランセ文化センターの共催で、「東南アジア、巨匠から新鋭まで」と題した特集上映を2018年2月に行います。
本特集では、推薦側のリリ・リザ(インドネシア)やブリランテ・メンドーサ(フィリピン)、さらに上の世代の巨匠リノ・ブロッカ(フィリピン)等による傑作群とともに、新時代を担う若手監督の短篇や、東南アジアのインディペンデント監督10人によるオムニバス映画も合わせて上映し、東南アジア映画の系譜を俯瞰します。
最終日の2月10日(土曜日)には、映画批評家のフィリップ・チア(シンガポール)、深田晃司監督を迎えて、東南アジア映画の歴史的文脈と将来を考察するシンポジウムを開催。また、映画をご鑑賞になった方には、このイベントのために作られた特別冊子(B5判36頁予定)を無料配布します。
お得な3回券もご用意していますので、東南アジアの3世代の映画作家による作品群を心ゆくまでお楽しみ下さい。

↓クリックで拡大 (PDF:1.5M)

上映スケジュール

  • 2月6日(火曜日)
    • 16時~『マニラ・光る爪』(124分)
    • 18時30分~『GIE』(147分)
  • 2月7日(水曜日)
    • 14時20分~「東南アジア短篇傑作選」(計99分)
    • 16時30分~『サンティとウィーナー』(117分)
    • 19時~『少女ポニラー』(107分)
  • 2月8日(木曜日)
    • 13時20分~『少女ポニラー』(107分)
    • 15時40分~『GIE』(147分)
    • 18時40分~『フラグメント』(134分)
  • 2月9日(金曜日)
    • 14時10分~『フラグメント』(134分)
    • 17時~『どん底』(86分)
    • 19時~『サンティとウィーナー』(117分)
  • 2月10日(土曜日)
    • 12時~『どん底』(86分)
    • 14時~『マニラ・光る爪』(124分)
    • 16時30分~「東南アジア短篇傑作選」(計99分)
    • 18時15分~シンポジウム(80分予定)
      ゲスト:フィリップ・チア(映画批評家)、深田晃司(映画監督)
      モデレーター:市山尚三(東京フィルメックス プログラミング・ディレクター)

    シンポジウムゲスト:
    フィリップ・チア(Philip Cheah

    フィリップ・チア

    シンガポール出身。映画批評家、シンガポール唯一の独立系ポップカルチャー誌『BigO』の編集者、映画プログラマーと、多彩な顔を持つ。ジョグジャ・ネットパック・アジア映画祭、ユーラシア国際映画祭、上海国際映画祭のプログラム編成コンサルタント。ハノイ国際映画祭アドバイザー。第29回東京国際映画祭では国際交流基金アジアセンター特別賞・審査委員を務めた。

    深田晃司(Koji Fukada

    深田晃司

    映画監督。バルザックの短編小説原作の中編『ざくろ屋敷』(2006)、長編『東京人間喜劇』(2008)を経て、『歓待』(2010)で東京国際映画祭「ある視点」部門作品賞。『ほとりの朔子』(2013)、『さようなら』(2015)を発表し、『淵に立つ』(2016)ではカンヌ国際映画祭「ある視点」部門にて審査員賞を受賞。現在、インドネシアで撮影を行った新作『海を駆ける』(2018年公開予定)を製作中。

    モデレーター:市山尚三(東京フィルメックス プログラミング・ディレクター)

作品詳細

『サンティとウィーナー』(デジタル・リストア版)
Santi-Vina
1954/タイ/117分/DCP
監督:タウィー・ナ・バーンチャーン
出演:プーンパン・ランクワン、レワディー・スィーウィライ

『サンティとウィーナー』スチル1954年

タイ初の35ミリの長篇カラー映画のデジタル修復版。父親と同居している盲目のやさしい少年サンティと、潑溂とした少女ウィーナー。障害に負けないようにとサンティは高名な僧侶の元へ預けられる。やがて成長し二人は恋人同士となるが、ウィーナーに恋心を抱くライバルが出現する。

Film Archive (Public Organization), Thailand

『マニラ・光る爪』(デジタル・リストア版)
Maynila: Sa mga kuko ng liwanag/ Manila in the Claws of Light
1975/フィリピン/124分/DCP
監督:リノ・ブロッカ
出演:ラファエル・ロコ・Jr.、ヒルダ・コロネル

『マニラ・光る爪』スチル 1975年

エドガルド・M・レイエスのタガログ語小説「光る爪」を映画化。マニラで失踪した恋人を探して彷徨う青年フーリオが、絶望の淵へと追いつめられるまでを描く。フィリピンの名匠ブロッカの名を世に知らしめた作品。デジタル修復版を新字幕で日本初上映。

『少女ポニラー』
PONIRAH

1983/インドネシア/107分/35mm
監督:スラメット・ラハルジョ・ジャロット
出演:クリスティン・ハキム、ライ・サヘタピ、ナニ・フィディア

『少女ポニラー』スチル 1983年

裕福な家庭に生まれたポニラーは、相次ぐ家族の不幸が原因で父親から疎まれ、メイドの手引きのもと都会へと身を移すが、そこでの生活も決して容易いものではなかった。俳優として一世を風靡したスラメット・ラハルジョ・ジャロットが、監督としての名声を獲得した記念碑的作品。

プリント提供:福岡市総合図書館

『GIE』
GIE

2005/インドネシア/147分/35mm
監督:リリ・リザ
出演:ニコラス・サプトラ、シタ・ヌルサンティ、ルクマン・サルディ

『GIE』 スチル 2005年

1969年に若くして命を落とした、政治運動家でジャーナリストでもある中華系インドネシア人スー・ホッ・ギーの生涯を、彼の手記と監督自らによる調査を元に描き出した大作。スカルノからスハルトへと政権が移行する激動の時代と、理想に燃えた一人の若者の実像。公開時、当時としては珍しく虐殺事件や華人を映し話題となった。

プリント提供:福岡市総合図書館

『どん底』
Tirador/ Slingshot

2008/フィリピン/86分/デジタル
監督:ブリランテ・メンドーサ
出演:ジロー・マニオ、ジャクリン・ホセ、ココ・マーティン

『どん底』 スチル 2008年

『ローサは密告された』(2016)が話題となったメンドーサの最初期の作品。舞台はマニラのスラム、選挙中の聖週間。守るつもりもない弱者救済政策を掲げ得票を企む政治家とは対照的に、貧困街ではスリも麻薬密売も万引きも横行する。逞しき人々の姿を圧倒的な臨場感で描く、第57回ベルリン国際映画祭カリガリ賞受賞作。

上映素材提供:福岡市総合図書館

『フラグメント』
Fragment
  日本初上映
2015/シンガポール/134分/DCP
監督:カン・ルメ、カヴィッチ・ニアン、ラヴ・ディアス、ルッキー・クスワンディ、ナワポン・タムロンラタナリット、ファン・ダン・ジー、シャーマン・オン、タン・チュイムイ、ウーウェイ・ビン・ハジ・サリ、ウェスリー・レオン・アルーズー

『フラグメント』 スチル 2015年

アジアン・フィルム・アーカイヴ創立10周年を機に、東南アジア・インディペンデント映画の強さと多様性を謳うべく作られたオムニバス映画。シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、タイ、カンボジア、ベトナムの10人の監督が参加。

東南アジア短篇傑作選

(1)『母親』
The Mother
  日本初上映
2013/タイ/14分/デジタル
監督:ピムパカー・トーウィラ

『母親』 スチル 2013年 東南アジア短編傑作選

『孤島の葬列』(2015)で第28回東京国際映画祭「アジアの未来」作品賞を受賞したピムパカー・トーウィラの短篇作品。娘の葬式を舞台に、彼女の死を受け入れられない母親の悲哀を静かに見つめる。

(2)『DAHDI
DAHDI
  日本初上映
2014/シンガポール/17分/デジタル
監督:カーステン・タン

『DAHDI』 スチル 2014年東南アジア短編傑作選

初長篇作『ポップ・アイ』(2017)が好評を博したカーステン・タン。2012年にあった実話を元に、シンガポールの老女とロヒンギャ難民の少女の交流を描く。

(3)『ラブ・ストーリー・ノット』 Kisah Cinta Yang Asu/ Love Story Not   日本初上映
2015/インドネシア/30分/デジタル
監督:ヨセプ・アンギ・ノエン

『ラブ・ストーリー・ノット』 スチル 2015年東南アジア短編傑作選

数々の短篇を制作し、多くの映画祭で上映されてきたインドネシア期待の監督。出身階級の異なる2人の売春婦と1人の男をめぐる三角関係。力強く生き抜く女たちの姿を鮮やかに描き出す。

(4)『アナザー・シティ』
Another City
  日本初上映
2016|ベトナム|25分|デジタル
監督:ファン・ゴック・ラン

『アナザー・シティ』 スチル 2016年 東南アジア短編傑作選

ファン・ダン・ジーの愛弟子にしてベトナム映画界の新鋭。都市風景と人間模様を活写した本作は、ベルリンほか各国の映画祭で注目された。タレンツ・トーキョー2017参加者。

(5)『月間最優秀労働者』
Jodilerks Dela Cruz/ Employee of the Month
  日本初上映
2017|フィリピン|13分|デジタル
監督:カルロ・フランシスコ・マナタッド

『月間最優秀労働者』 スチル 2017年 東南アジア短編傑作選

閉店間際のガソリンスタンド。真面目な労働者である主人公が抱える社会への不満が、彼女を恐ろしい行動に駆り立ててゆく。カンヌ国際映画祭批評家週間で上映された話題作。

イベント詳細

日時 2018年2月6日(火曜日)~2月10日(土曜日)
会場

アテネ・フランセ文化センター  アクセス

東京都千代田区神田駿河台2-11 アテネ・フランセ4階  google map

入場 各回入替制
各日、初回上映20分前より1日分のチケットを販売します。
一般=1300円
学生・シニア=1100円
3回券(一般・学生・シニア共通)=2700円
アテネ・フランセ文化センター会員=800円
2月10日(土曜日)のシンポジウムは入場無料。どなたでもご参加いただけます。
言語 全作品 日本語字幕つき
主催 国際交流基金アジアセンター
アテネ・フランセ文化センター
特別協力 東京国際映画祭
協力 福岡市総合図書館
Film Archive(Public Organization), Thailand
Asian Film Archive
Cineteca di Bologna
Miles Films
Objectif
Kolektif
Pimpaka Towira
Phạm Ngọc Lân
Armi Rae Cocanindin
お問い合わせ アテネ・フランセ文化センター
TEL:03-3291-4339(13時~20時)
http://www.athenee.net/culturalcenter
infor@athenee.net