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国際シンポジウム「東南アジアの歴史的都市でのまちづくり――町の自慢を、町の魅力に――」

日本

追記(2018.4.25):
平成29年10月7日に開催した国際シンポジウム「東南アジアの歴史的都市でのまちづくり―町の魅力を、町の自慢に―」報告書(pdf版)は下記からご覧いただけます。
日本語版PDF  英語版PDF

東南アジアには、人々を魅了する歴史的都市が数多くあります。世界遺産であるフエやホイアン(ベトナム)、ビガン(フィリピン)、ペナンやマラッカ(マレーシア)はもとより、文化遺産を多く抱えるヤンゴン(ミャンマー)などでは、歴史的な建物を保全し、文化観光に役立て、社会の発展につなげようと取り組んでいます。経済開発の急速な進展に伴い、社会状況が変化し、人々の価値観が多様化する中で、歴史的都市での魅力を保全しようとする取り組みも進んでいますが、同時に課題を抱えてもいます。

住民と行政がともに歴史と文化を尊重した都市開発を目指し、その歴史的環境を受け継いでいくためには、将来の展望を共有し、それを実現するために、関係者が合意を形成し、総合的な計画に反映させることが大切です。住民・行政・専門家の対話を常に行い、相互に理解を得て、協力体制を発展させることも求められます。

本シンポジウムは、ASEANの国々で歴史的都市保全に取り組んでいる有識者や実務家から話を聞き、そして、意見を交換し、現状と課題について認識を共有することによって、今後の相互協力の発展につなげようとするものです。

クリックで拡大(PDF:956KB)
国際シンポジウム「東南アジアの歴史的都市でのまちづくり―町の自慢を、町の魅力に―」 チラシ

イベント詳細

タイトル 国際シンポジウム「東南アジアの歴史的都市でのまちづくり――町の自慢を、町の魅力に――」
開催日 2017年10月7日(土曜日)
時間 13時~17時30分
注1:開場:12時30分~
注2:途中入退場可
会場

東京国立博物館 平成館大講堂 公式アクセスページ

注:博物館西門よりご入場ください。

入場料 無料
注1:要事前申込
注2:先着順
注3:定員300名
プログラム
開会挨拶
石澤良昭(文化遺産国際協力コンソーシアム 会長/上智大学アジア人材養成研究センター 所長)
基調講演
「保存とは人々がすべてである:アジアの都市における歴史的な町並みの保存と持続可能な発展」
ヨハネス・ウィドド(シンガポール国立大学 准教授)
講演1
「ジョージ・タウンのリビングヘリテージを持続させる-世界遺産都市の挑戦-」
クレメント・リャン(ペナン・ヘリテージ・トラスト 評議員)
講演2
「持続可能な発展のツールとしてヤンゴンの遺産を保存する」
モーモー・ルウィン(ヤンゴン・ヘリテージ・トラスト 所長/副会長 )
休憩
講演3
「小さな町が抱く大きな夢:世界遺産都市ビガンと、遺産が主導する持続可能な発展」
エリック・ゼルード(聖トマス大学大学院CCCPET 所長)
講演4
「ホイアンの文化遺産保護と現代社会発展の対立を解決する」
グエン・スー(元ベトナム・ホイアン市人民委員長)
講演5
「ホイアン旧市街のまちづくりと日本の国際協力」
友田博通(昭和女子大学国際文化研究所 所長)
ディスカッション
司会:大田省一(京都工芸繊維大学 准教授)
パネリスト:講演者全員
まとめ・閉会挨拶
上野邦一(奈良女子大学 国際親善教授)
申込方法 文化遺産国際協力コンソーシアム公式サイトの申込フォームよりお申込みください。
言語 日英同時通訳
主催 文化庁、国際交流基金アジアセンター、文化遺産国際協力コンソーシアム
後援 外務省、東京文化財研究所、奈良文化財研究所、国際協力機構、住友財団、三菱財団、トヨタ財団、文化財保護・芸術研究助成財団、ユネスコ・アジア文化センター文化遺産保護協力事務所、日本ユネスコ協会連盟、国立民族学博物館、日本イコモス国内委員会、NHK、朝日新聞社、産経新聞社、東京新聞、日本経済新聞社、毎日新聞社、読売新聞社