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国際交流基金アジアセンターは、アジアの人々の間に共感や
共生の心を育むため、様々な分野で文化交流事業を実施しています。

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アジアセンター×Jリーグサッカー交流事業:ラオスでのサッカークリニックを開催しましたwith大宮アルディージャ

11月17日~11月19日の期間で、大宮アルディージャの岡本武行コーチ、秋元利幸コーチ、遠藤竜助コーチとともに、ラオスにて、ラオスサッカー連盟のU19の選手に対するサッカークリニックおよび指導者に対する指導者講習会を実施しました。

アジアセンター×Jリーグサッカー交流事業とは

国際交流基金アジアセンターは急成長するASEANと日本の人々の交流、そして交流を通した教育・成長の機会を創出すべく、言語や文化を超えて交流できる、サッカーというスポーツを通じた国際交流事業を行っています。ASEAN各国にJリーグ各クラブから選抜されたコーチを派遣し、約5日間のサッカークリニックを行います。昨年度(28年度)はのべ約400名の選手と50名のコーチの間でサッカーによる交流が生まれました。日ASEAN双方の異文化理解を深めるとともに、ASEAN各国の選手に対してはアジアトップレベルの指導を受ける機会、Jリーグコーチに対しては異文化の下でリーダーシップを学ぶ機会づくりをしています。

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ASEAN各クラブ(組織)、Jリーグクラブ連携一覧
表1:ASEAN各クラブ(組織)、Jリーグクラブ連携一覧

アジアセンターとJリーグは、大宮アルディージャと共にラオスにて、2017年11月17日(金曜日)~11月19日(日曜日)の期間に以下のプログラムを実施しました。

  • ラオスサッカー連盟U19の選手に対するサッカークリニック
  • ラオスサッカー連盟選定の指導者に対する指導者講習会

日程(平成28年)

  • 11月17日(金曜日)
    午前:サッカー指導
  • 11月18日(土曜日)
    午前:指導者講習
    午後:サッカー指導
  • 11月19日(日曜日)
    午後:サッカー指導(フル代表との練習試合)

大宮アルディージャからは3名の指導者が参加しました。

サッカークリニックについて

1日目(11月17日)は「ディフェンスに重点を置いたパス回し」(得点を取られない様に相手陣内に攻め込むボール運び方の練習)、「DFラインの連動した動き」(ディフェンス陣が声をかけ合い、相手に好機を与えない様、戦術的、全体的に動く練習)を中心に練習に取り組みました。

2日目(11月18日)はテーマを「攻守の切り替えとポゼッション」とし、攻守の切り替えを早く、奪われたらすぐ奪い返す。奪ったら安全な所に運び失わないこと、全員が良いポジションをとり常に顔を出すことなどを意識づけさせながら練習を行い、前日と比べてよりレベルアップした内容で2日目を締めくくりました。

練習風景
練習風景

ラオスフル代表(注)との練習試合について

11月19日に行われたフル代表との試合においては、トレーニングで改善した守備を早速発揮し、コンパクトで統率の取れたディフェンスを実践し、結果は1対2と敗れるも、クリニックの成果を実践で活かし、大いに善戦しました!

試合の風景
試合の風景

マイク・ウォン ラオス フル代表監督 兼 技術委員長コメント

「U-19ラオス代表の指導をしてもらい、ラオスサッカー連盟を代表して感謝しています。若いラオスの選手が日本の指導者の素晴らしい指導を受けることができ、とても嬉しく思います。フル代表との試合が1対2という結果になったことはとても驚いています。今後もこのような活動を続け、ラオスの若い世代を刺激してもらいたいです。」

注:「フル代表」とはサッカーで、年齢制限があるユース代表などに対して、ナショナルチームをいう。A代表とも言われる。

指導者への講習会について

ASEANの国々において資格を持った指導者が不足していることは、その国のサッカーを強くしていくために避けることの出来ない課題として存在します。これに取り組むべく、指導者に対しての講習会も行いました。参加者はラオスサッカー連盟より選定された指導者約26名です。

まずはウォーミングアップから、センターサークル内でのロンド(パス回し)、トレーニングは6対3、7対4のポゼッションなどの指導を行いました。その後クラブハウスにて大宮アルディージャの紹介ビデオを参加者全員で視聴しました。

講習会の風景
講習会の風景

指導者講習会参加者の声

「試合中、プレーの判断材料を集めるために周りを見ること、他のチームメートの動きを見ながら自分も動くなど、ボールを持っていない時の指導方法についてはとても新鮮でした。ラオスではボールを持っている時の指導方法についてはよく話されますが、持っていない時の指導が必要であり、非常に効果的であることに気付きました。」

今回の収穫と今後について

課題であったディフェンスについて、課題を分解して(ディフェンスに重点を置いたパス回し、ディフェンスの連動、攻守の切り替え)、1つ1つ丁寧に取り組み、その成果を活かした結果、先輩であるラオスフル代表相手に善戦出来たことは大きな成果でした。3年目となるアルディージャの指導の成果で選手のレベルも年々向上していることが現れた結果となりました。継続的な指導者派遣により、日本のサッカー、そして大宮アルディージャについての認知度は選手の間で着実に高まってきています。また、大宮アルディージャとラオスサッカー協会の関係は良好で今後より国際交流を広めていく地盤が着実に固まりつつあります。国際交流基金アジアセンターとの事業において、今年もラオスから大宮アルディージャに選手をお招きし、日本人の選手とトレーニングして頂く予定です。その様子はまた、本サイトで報告します!