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ジプニーでスリリングに通勤

私の派遣先は比国ミンダナオ島のカガヤンデオロ市(人口60万)。 毎日ジプニーに乗り、大学に通勤しています。ジプニーは、当地の庶民の小型バス(約20人乗車)です。ジプニーは、クラクションを鳴らし、排気ガスをまき散らし、我が物顔で幹線道路を疾走します。

乗車時は、日本のラッシュ時の満員電車に乗る時よりも、気力が必要です。まず目的地を通るジプニーの判別です。車の前面にLAやRDとか走行ルートが小さく書かれています。手を横に水平に出せば停車してくれ、車掌(集金と客の呼びこみ担当)は、乗客の間隔を詰めさせ、新規客を乗せます。

ジプニーは乗ってからがスリリング。急発進、急停車、日本では考えられない他車との距離(10センチ間隔!)。ハラハラ、ドキドキの連続です。運賃(20円弱)は、乗客の手渡しで車掌のもとにいきます。誰が運賃を払っていないかを識別出来るのでしょうか?庶民を信頼してのビジネスです。不安とスリルが一杯の通勤から、私の一日が始まります。

 

写真
フィリピンの小型バス、ジプニー
Writer
フィリピン ミンダナオ
上田 達夫さん

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