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私の衣食住環境と生活対応状況

みなさん、こんにちは。インドネシア2期の小寺です。私がこちらに派遣されてから、約3カ月が経過しました。これから派遣される“日本語パートナーズ”の方々の参考になればと思い、私のインドネシア(チビノン)での衣食住環境とその対応状況について、お話したいと思います。

インドネシアで生活している部屋を公開!

 

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私の住宅は上の写真のような1棟3戸の長屋の真ん中です。間取りは、(1)5畳の客間(2)6畳の寝室(3)8畳のLDKの借家です。入居時にあったものは、(1)に机・折りたたみ式椅子。(2)には、セミダブルベッド・洋服ダンス・冷風機(水流式扇風機)。(3)には中型冷蔵庫・飲用水温水器(19LのAQUAボトル付き)・TV&台・炊飯器(タイ製の5合炊き用)が備え付けてありました。
※エアコン・洗濯機・温水シャワーは付いていません。

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(1)の客間。机と折り畳み椅子は備え付け

 

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(2)ベッドや洋服ダンスが備え付けてあった寝室

 

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(3)中型冷蔵庫・飲用水温水器(19LのAQUAボトル付き)・TV&台・炊飯器(タイ製の5合炊き用)が備え付けてあったリビングダイニング

 

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トイレ兼マンディ兼洗濯室(1.5畳)

トイレは使用後、中型バケツにためた水道水をひしゃくですくって流す方式です。水道蛇口が二つあり、その一つにシャワー用ホースが付いています。私はマンディ*も洗濯もこの中型バケツとシャワー用ホースを使って行います。

*マンディ=インドネシア語で水浴びのこと。インドネシア人は、朝起きた後、外出前など人に会う前にマンディを行う習慣があります。

ジャカルタ市内在住の“日本語パートナーズ”仲間の住居は、ワンルームマンションかアパートがほとんどです。狭くて台所はないが、洗濯機やエアコンは付いているとのこと。近くにはスーパーやレストランもあり、車やバイクの排ガスで空気は汚れていますが、生活には困らないようです。 一方、私の住居は派遣校から徒歩5分と近く、部屋も3部屋と広いです。が、近くにはコンビニ・安飯屋・屋台などしかなく、スーパーも総合病院も郵便局もホテルもレストランもない現地の人向け賃貸用借家で、電気許容量の関係でエアコンは付けられないとのことです。替わりに外壁や内壁の上部に長方形の小窓が10個ほど常に開いています。この小窓は、金網付きで虫は入らないが外気は入るしくみです。小窓だけでなく、窓も開けているのでヤモリが住みつき、ときどき子猫も入ってきます。 また、私は基本自炊生活で、生鮮食料品の買い出しはアンコットを30分ほど乗り継いで大型スーパーやモールまで行きます。外も暑いですが、部屋の中も暑いです(室内気温29~32℃・湿度75~80%と温度も湿度も高い)。 そのため、私は外から帰ってきたら、着ていたものを脱いで洗濯し、ついでに自分の体も洗います。体も衣類も清潔になり、体も冷やされ、少し涼しくなります。これをしないと部屋中が汗臭くなってしまうのです。

 

服は化学繊維のものを持っていくべし!

次に、服装です。基本的には吸水性が良く、薄くて、丈夫で、乾きやすいもの(ポリエステル系)を、日本から持参することをおすすめします。

・学校用:上は半袖ワイシャツ+半袖Vネック下着、下は濃紺のスラックス+黒のステテコ+薄手のボクサーパンツ+靴下(若者が履いている、くるぶし下までの超短いもの)

・私用(外出用):上は長袖襟付き薄手の綿シャツ+半袖Tシャツ(超薄手のフード付きジャケットをエアコンが効きすぎの場所用として外出時は持参します)、下は登山用ズボン(通気性と保温性があり丈夫で軽く洗ってもすぐ乾く)+ステテコ+下着

※帽子・傘・水も必須アイテム

※バンドンなど涼しいところに旅行に行く時はもう少し厚手のシャツやジャケットやスカーフなども必要。

・自宅:半袖薄手の夏用綿100%のパジャマ上下かステテコ上下(部屋の中も暑いので半ズボン+Tシャツよりもこの方が、汗も吸いやすいので涼しく感じます)

※タオル類は吸水性の良い、薄くて、乾きやすい綿100%のタオル(マンディ用には薄手のスポーツタオルかバスタオル)がおすすめです。薄手のバスタオルはこちらのコンビニにもあります。

 

食事は自炊中心!

 

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食事は外食のみでもOKですが、食べることに貪欲な私は基本自炊をしています。日本の調味料・食材はジャカルタなどの日本人向けスーパーで購入しました。

朝:食パン+スライスチーズ+ゆで野菜&ゴマドレッシング+卵焼きなど+コーヒー

昼:学校の近くの食堂で現地の食事

夜:自分の好きなカレーライス・オムライス・スパゲティ・ラーメン・ポテトサラダ・白身魚のムニエル・鶏肉のてりやきなど

なお、ご飯は、一度に3合ほど炊き、0・5合分ずつ小分けしラップに包んで、冷めてから大型の冷蔵用ビニールパックに入れ、冷蔵庫に保存しておきます。冷蔵ご飯は乾燥しますので、白くて温かいご飯を食べたい時は少しの水と一緒に鍋で温めると炊き立てのご飯状態になります(ただし、チャーハンやオムライスの時はそのまま炒めます)。また、カレーやシチューの残りも冷凍パックに入れ、冷凍庫に保存します。

※自炊をされる方は、特に冷凍用や冷蔵用ビニールパック大中小を日本から多めに持参することをおすすめします。

インドネシアでは、生もの・水気のもの・汚れ物などを部屋の中に放置しておくと、すぐにカビてしまいます。袋入れお菓子の食べさしは輪ゴムでしっかり封をします。また、まんじゅう・ケーキの類いは残ればラップして冷凍室に入れます食べる分だけ外に出せば、5分程で自然解凍します。 また、食べた後の食器類は食べ終わったら、すぐに洗って、ふきんでよく拭いてから、ふた付きの食器収納ボックスに入れ保管します。ぬれたまま、水切り用の食器収納ボックスに入れたら、中にカビが生えてしまいます。 

 

体調管理のための五つのポイント!

最後に、日本と違って常に暑い環境の中で、自分の体調を維持管理するために心がけていることをお話しします。

(1)早く新住居の住環境を整え、新環境を受け入れる

赴任地の自分の部屋に着いたら、備え付けの家具や備品を確認し、これから生活するのに最低限必要なもので、買い足しが必要なものをリストアップします。派遣先の学校でアシスタントをする先生や校長先生にお願いし、車で最寄りの大型モールなどに買い出しツアーを数回実施してもらい、なるべく早く自分の住環境を整えることをおすすめします。ちなみに、私は衣装ケース・カーペット・洗濯物を干す折り込み式のうま・調理器具・食器・食材・薄手の掛け布団などを買い足しました。

 

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こちらで購入した洗濯物を干すうま

 

(2)規則正しい生活をする& 部屋の中は常に清潔にする(生活にリズムと張りを)

・学校がある日も、ない休みの日も、夜は10時までに床に就き、毎朝6時起床。ラジオ体操とマンディを行い、食事もしっかりとる。

・室内を整理整頓・大掃除をするきっかけを作るため、“日本語パートナーズ”仲間か現地の学校でアシスタントする先生などをなるべく早めに自宅に招待する。お客様を迎えることが決まれば、部屋の中や外の隅々まで掃除するものなのでおすすめです。

・休みの日にも、やることを前の晩に決めておく。そうしないと、暑さにかまけて、だらだら1日中、部屋の中で過ごしてしまいがちなのです。

(3)決して無理をしない

・自分の体と相談しながら、活動を行う。(体調の悪い時は休ませていただくなど、現地の先生に相談して、調整してもらうこともありました)

・学校や外に出掛ける時はスポーツ飲料を小型ボトルにつめ、必ず持参し、こまめに水分補給する。

・外出後など疲れがたまっている時は、昼寝をして、体を休める。

(4)暑い部屋の中での快適な過ごし方(これは、あくまでも、私個人の生活スタイルです)

・部屋の中では、書類を読むなど、必要な時以外は、昼も夜も暑いので電気照明は消す。

・薄手の洗濯物ものは冷却効果をねらい、室内に洗濯用ロープを張って、室内にも干す。

・室内ではステテコか夏用パジャマを着て、首にぬれたタオルをかけて過ごす。

・朝日が昇り始めたら外気が暑くなるので窓を閉める。スコールの後や午後10時以降外気が冷えてきたら、窓を開け、冷気を部屋に取り込む。

・ベッドに入ってからも、自分の好きな音楽をパソコンで聴きながら、ストレッチ体操をし、心を静め、ぐっすり眠れるための工夫をする。

・暑くて眠れない時は、白く冷たいタイルの床の上で横になる(とても冷たくて気持ちいいです)。ただし、そのまま寝てしまわないでください。背中や肩の筋肉が凝り固まってしまいますので。

・窓を少し開けて寝るため、朝方冷えるので、ベッドの枕元には、掛け布団を置いておく。朝方、足のふくらはぎが、冷えてつることもあるので、薄手のナイロン製ハイソックスをパジャマの上から履いて、寝る時もあります。

その他、日本から持参した電子辞書もラジオ体操第一・第二や落語全集が入っていて、重宝しています。

 

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自宅から見える景色

 

(5)「Pulsa(プルサ=プリペイド残高)」の補充はお早めに!(自分のことは自分で管理!)

インドネシアでは携帯電話・ポケットWi-Fiの支払いは「プルサ」で行われます。また、居住施設によっては電気・水道などの料金も「プルサ」で支払うこともあり、その際には使用状況を自分で定期的にチェックし、自分でプルサの補充をします。(残高0になると、使用不可になります!)また、給水器の(飲用水=19LのAQUAタンク)や携帯ガスコンロ用のガスボンベを使用している場合は、最寄りのコンビニなどで購入・ストックし、交換します。

以上が、私のインドネシア(チビノン)での生活状況です。今後、こちらに来られ、私と同じような環境で暮らすかもしれない〝日本語パートナーズ”の方々に、私の話が少しでも参考になれば、幸いです。

Writer
インドネシア 西ジャワ州
小寺 利彦さん

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