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教え子がついに日本へ!

9月に投稿したように、私の赴任校は高校2年生の日本語が特に上手です。北部の小さな県ですから、昨年の1期赴任まで日本人の先生はいませんでした。「パートナーズのおかげで、生徒たちは日本語を話すことに自信がついた」とCP(カウンターパートの略)の先生も喜んでいます。

先日、滞在中で一番嬉しいことがありました。なんと、高校2年生の一人が日本に行けることになったのです。彼女は日本語コンテスト全国大会の朗読部門で3位に入賞し、その後の選考にも勝ち抜きました。

*全国大会で各部門5位までに入賞した生徒のうち、日本へ行ったことがない12名に日本での研修に参加する権利と奨学金が与えられます。

 

 


朝礼での表彰式。

 

タイの中心部ではないため、裕福な家庭は多くありません。日本に行きたいけど、そんなお金はない。これが現実です。それでも日本への憧れを胸に、懸命に勉強を続けてきた努力が報われたのだと思うと、嬉し涙が溢れてきました。

最初から完璧な日本語が出来るわけではありませんでした。1期と深く関わっていたため、日本語能力は高い方でしたが、独特のアクセントがあったのです。朗読には最大の敵。放課後から授業の空き時間まで、特訓の日々が3か月も続きました。こうして初見の物語を感情豊かに読めるようにまでなり、自分で新たな道を切り開いたのです。

一生懸命なのは、彼女だけではありません。特に今、目を輝かせて勉強しているのは、高校1年生。覚えた日本語も増えてきて、授業外でも少しずつ会話が出来るようになりました。「私も先輩のように、もっと頑張ってコンテストに出たい」。職員室まで来て聞かせてくれた、熱い思いです。それならば、全力で力になろうではないか。帰国までの残り3か月は、来年度のコンテストに向けて、1年生を強化していくことをCPの先生と決めました。

1期からつないだバトンを、次に来るパートナーズへ。また大きな花を咲かせる、種まきの時期になりました。

 


11月末の運動会にて。頑張れ、高校1年生!

 

Writer
タイ ウッタラディット
野村 るりさん

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