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初心忘れるべからず

マレーシアに来て1ヶ月が経ちました。私の赴任先は東海岸トレンガヌ州のドゥングンという、南シナ海が綺麗に見える街です。赴任初日の歓迎会では、想像以上の学校中のおもてなしに驚きました。「日本語パートナーズが来ることをこんなに心待ちにしてくれていた人たちが居たんだ」と嬉しくなりました。この日私は、これから日本語クラスの学生だけでなく、学校全体(全生徒、先生方、清掃員)にも日本の心を伝えていこうと決心したのでした。

生徒たちが手作りで20枚も作ってくれました
ウェルカムソング「宇宙刑事ギャバン」を歌ってくれました。
「ようこそ阿部さん」と書かれた横断幕。まるで大物政治家です

具体的に行動に移すために、授業以外で学校側に提供して頂いていることが2つあります。「全体朝礼(週2回)での3分スピーチの時間」と「掲示板の日本文化紹介スペース」です。今月は日本の挨拶を紹介しました。たった1ヶ月でも、廊下ですれ違う人々が「おはようございます!じゃあまた!」と日本語で挨拶してくれるようになり、まだ会話はそれだけなのですが、お互いの心が開かれ、どんどん交流の輪が広がってきているように感じます。どこの国でも挨拶の力は偉大!これからの活動も楽しみです。

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全体朝礼のモスクにて。CP(カウンターパート)の先生とはまるで漫才コンビです
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文化紹介の掲示板を見てくれている生徒たち

そしてこれらの企画を直ぐに実行できたのは、派遣前研修での経験によるところが大きいです。共に研修を受けたパートナーズとは、1ヶ月間同じ釜の飯を食べながら切磋琢磨した良い思い出があります。マレー語を勉強したり、1年後の自分達へビデオレターを作成したり、ソーラン節を踊ったりしている中で、「大好きなマレーシアのことを喜んで話し合える仲間が、ここに居たんだ」と嬉しくなったことを思い出します。配属先はバラバラですが、今それぞれの場所で彼らが精一杯頑張っていることを私は知っています。短期間のうちに沢山の人に支えられ、送り出され、そして迎えられた私たちです。“初心忘れるべからず”の精神こそ、大切にするべき日本の心なのだと思います。これは日本語にしかない表現だそうです。帰国する頃には、日本語パートナーズでの経験が一生大切にできる初心になっているかも知れません。まだマレーシアに来て1ヶ月ですが、そんな良い予感がしています。

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Writer
マレーシア トレンガヌ州
阿部 宣行さん

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