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ジルバブでの生活を終えて

パートナーズとして初めてジルバブ着用が義務付けられた学校に赴任。毎日2回、全校生は校内のモスクでお祈り。服装も長袖にロングスカート、ジルバブを被り、乗り合いバスに50分前後乗って登校。はじめの頃はジルバブを巻いてブローチを留めるだけで30分もかかり、その上、暑さとの戦いの毎日。日本語の先生が汗を流している私を見かねて、薄くて風通しの良いジルバブを何枚かプレゼントしてくれました。他の先生方からもジルバブやブローチを頂き、あっと言う間に衣装持ちに。普通はジルバブの下にciputを被り、髪をまとめ美しい形にします。私は暑過ぎて被れず、ジルバブ1枚だけ。基本形はジルバブを顎の下で器用に“待ち針”で留め、胸の上辺りにブローチ等で留めるのですが、私は“待ち針”で留めるのが怖くて、小さな安全ピンで留めていました。安全ピンだと顎下のあたりが少し皺になり、すっきり綺麗になりませんでした。髪が長い人はジルバブの中で束ねているようで、ジルバブを取った姿をなかなか目にすることがなく、先生方との旅行や自宅にお邪魔した時、ジルバブを被っていない姿が新鮮で、一層女性らしさも感じました。はじめは苦労したジルバブでしたが1ケ月も過ぎると3〜5分で被れるようになり、朝髪型を気にしなくて良いことがラクに感じられました。パートナーズと先生方の集まりでは、私を現地の先生と間違えるくらいジルバブ姿が馴染んでいたようです。炎天下の中、帽子が被れず、頭から流れる汗で日焼け止めは利かず、額が一番焼けました。首もとの留め方が下手なのか、食事の時に大きく口を開けるのが少し窮屈だったり、肌の露出面積が少ないせいか、呼吸することを意識してしまったり、圧迫感を感じる時もありましたが、インドネシアのジルバブは本当に色やデザインが鮮やかで自由、私も「今日はどれに…」と組み合わせが少し楽しくなり、貴重な経験となりました。

ジルバブの写真

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活動の様子の写真

青木さんと生徒たちの写真

集合写真

集合写真

記念写真

記念写真

Writer
インドネシア ジャカルタ
青木 千秋さん

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