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シンガポールで書道と折り紙

私の派遣先は生徒数が約15,000人のTemasek Polytechnicという日本の高専に相当する学校ですが、大学と同様に生徒は学部に相当するスクールに所属し、自ら必修科目と選択科目を組み合わせて履修科目を決めています。

日本語に関しては、選択科目として日本及び日本文化の紹介とローマ字表記での入門レベルの日本語を半年で履修します。日本語パートナーズは8月中旬に帰任する1期の方と二人で現地人の日本語教師のサポートをしています。生徒とは授業の時にしか顔をあわせる機会がありませんが、1期の方の尽力でJapan Cultural Weekとして生徒に日本文化に親しんでもらう機会が実現しました。 

今学期は初のJapan Cultural Weekとして7月12日から日本語履修者全員の約200名を対象に書道と折り紙を実際に楽しんでもらうことにしました。1期の方が書道、私が折り紙と分担して行いました。

書道は道具の調達から、当日は教室を汚さないように机を移動して床にシートを敷き、机には新聞紙を敷いてその上に筆や墨汁や下敷きなどを並べるなどの準備が大変でしたがCP(カウンターパート)と1期の方が手際よく進めてくださいました。生徒が実際に筆を持って用意したお手本に従って書くだけではなく、中国系の生徒は自分の名前とか知っている字を書いたりして楽しんでいました。

折り紙はピカチューと鶴を折りましたが、中には私の説明を聞かないでタブレットやスマホを使ってインターネットで検索してあっという間に作り上げた生徒がいました。私が折り方を手伝ったりした生徒もいましたが、全員無事にピカチューと鶴を完成させました。
普段は授業の時だけしか顔を見たり話をしたりする機会がありませんでしたが、生徒と日本語パートナーズとCPと一緒に楽しむ機会を持つことができて感激しました。

書道作品を持つ生徒の写真
書道
渡邊さんの説明を聞きながら折り紙を折る生徒の写真
折り紙
タブレットで調べながら折り紙を折る生徒の写真
説明を聞かなくてもインターネットがあれば大丈夫
写真
出来上がった作品
生徒に折り紙を教える渡邊さんの写真
Writer
シンガポール
渡邊 照行さん

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