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「おはよう!」は4つの言語で

「早安」「Selamat pagi」「Good morning」「おはよう」。これらは、私が朝家を出てから学校の職員室に来るまでに使う4つの挨拶です。朝ウォーキングしている中華系のご近所さんには中国語で「早安(Zao an)!」、学校のマレー系の先生にはマレー語で「Selamat pagi !」、マレー系以外の先生には「Good morning ! 」、生徒には日本語で「おはよう!」と挨拶します。たった数百メートルの距離を移動するだけで、これだけいろんな種類の挨拶が楽しめるなんて!日本では想像もつかなかった生活に、多民族・多言語国家であるマレーシアを朝から実感できます。

   
毎日職員室前の広場で朝礼があります。
生徒はマレー系7割、中華系2割、インド系1割ぐらいです。

最初は誰に何語で話したらいいかわからず戸惑いましたが、今では相手によって言語を切り替えることがすっかり日常のこととなっています。とは言っても、私が話せるのは日本語と、つたない英語とマレー語だけ。他にも日常使われている言語はたくさんあります。たとえば中華系の人にはマンダリン(北京語)の他に広東語や福建語を話す人も多く、インド系の人はタミル語を話します。そして中立的な言語として英語が存在します。そんな環境の中にいるので、私も自分の母語以外の言語でコミュニケーションを取ることに抵抗がなくなってきました。

   
2年生のクラス。授業では私は日本語だけを使います。
現地の先生方が作った、2年生の教科書。「2.かぞくと 何語で はなしますか。」
何気ない例文でも、日本語しか使わない環境で育った私にとっては衝撃の一文でした。

マレーシアの映画は、字幕は2段か3段になっていて、マレー語、マンダリン、英語など複数の言語が同時に表示されています。テレビやラジオでもそれぞれの言語のチャンネルがあります。

言語も違えば文化も違う。同じ街に住んでいても、行くレストランが違えば関わるコミュニティも違う。マレーシアは、誰と一緒にいるかで見える景色が全然違う面白い国です。
そしてそのすべてを楽しめるのはパートナーズの特権だと思います。周りの人に感謝して、残りの期間も自分にできることを精一杯していきたいです。

   
マレー系の先生に、結婚式に呼んで頂きました。あたたかい家族に癒されます。
 
家族ぐるみで良くしてもらっている中華系の先生と、NP(日本語パートナーズ)の田川さん(一番右)と。
家族で囲む中華料理は最高です。
Writer
マレーシア パハン州
栗田 美香さん

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