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それぞれの良さを知る

タイ北部プレー県に派遣されている松岡です。派遣されてから現地で生活し始めて早くも半分過ぎ、パートナーズ生活も折り返しです。

9月に私が派遣されている県で行われた日本語キャンプでは「お弁当」をテーマに7校の高校1年生が班に分かれて、活動を行いました。

午前中はプレー県内の藍染工房で「風呂敷づくり体験」を行いました。日本の文化である「風呂敷」に、プレー県の産業である藍染をかけ合わせた活動です。
バスで藍染工房まで移動し、藍染工房のスタッフの方から説明を聞き、それぞれ思い思いの柄を作ります。白い色のままにしたいところは、木の棒で固定したり、輪ゴムで縛ったりします。生徒の発想はとても豊かで、風呂敷は力作ぞろい。

出来上がった風呂敷を見せる生徒の写真

風呂敷を干している写真

自分たちで模様を作った風呂敷を使って、午後は瓶包みやお使い包みなどのいろいろな風呂敷の包み方を体験しました。「半分おります」「まんなか」など、簡単な日本語を使って説明します。風呂敷活動の後は、班ごとにそれぞれお弁当を作りました。思い思いのデザインに似せられるように、材料を切って置いていきます。どの班もアイデアにあふれた素敵なお弁当が出来上がりました。

風呂敷で包む生徒の写真 手作りの風呂敷を使って、ペットボトルや本を包みます

お弁当の写真

日本語に関係したキャンプで、地域の産業に触れ、実際に経験してみる活動があることはとても良いことだな、と感じました。日本のお弁当文化・風呂敷文化と、プレーの藍染文化、それぞれに良いところや、生活の知恵があります。

日本語の勉強を通して、日本の文化や風習に触れることが、パートナーズの力で少しでも幅の広く、充実したものになれば、生徒たちの日本語を学習するモチベーションにもつながっていくと思います。
そして、日本の文化について詳しくなると同時に、今回のキャンプでの藍染(自分の住んでいる町の文化)体験のように、自分たちの生活や文化にも目を向け、違いを知り、それぞれの良さや工夫されている点などを見つけられるようになってくれるといいな、と感じました。

集合写真
キャンプに参加した派遣校の高校1年生たちと
Writer
タイ プレー
松岡 美希子さん

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