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先生VS生徒 しないならさせればいい!?

突然ですが、皆さんが高校生の頃の校則は厳しかったですか?私が通っていた高校は周りと比較しても厳しいところでしたが、その上をゆくところがありました…。そう、ここ、インドネシアです!なにがそんなに私をびっくりさせたかというと、それは“頭髪検査”。これはまあ鉄板ですよね。まず、襟足、次にサイド、トップの長さは…「うんうん、あー長いなこれは。」「だめ!」「これはセーフ?いや、アウトー!」等々、先生たちの厳しい目でチェックされ、次々とひっかかっていく生徒たち。集められて、お説教かな、日本もあるある~なんて思っているのも束の間、笑顔でハサミを持って現れる先生たち…。まさか!?はい、そのまさかです。容赦なく、生徒たちの髪をざっくざく、チョキチョキと切っていきます。えー!!!床屋さん、美容師さんの経験がおありで…?もちろん先生たちにはありません。散切り頭、ぱっつん前髪の生徒たち、中には左右どちらかだけ切られている子も…。「なんてこった!」かわいそうに思えてくるのは私だけ…?「先生、日本は今週中に絶対切ってきなさいと注意するぐらいですよ。」と私が言うと、先生は「そう言っても切ってこないでしょ?だから私たちが切ります。そうしたら、変な髪形を直すために、床屋に行くでしょ?」な・る・ほ・ど~!納得!強行な感じはするけれど、この方法は確実に生徒たちの髪は短くなりますね。

生徒の髪を切る先生の写真1
 左右非対称にするプロの技…
生徒の髪を切る先生の写真2
先生~、揃いすぎじゃない?

文化の違いを、何気ない日常から感じることもたくさんあるように思います。それを変だ、おかしいと比較するのではなくて、こんな文化もあるのか、面白い、やってみたい!と思うとき、その国・人のことをより知ることができる気がします。案外それが自分にとって心地よいことも…。文化に限らず、日々の生活の中でもこうして見方を変えてみると、悩みも考えもくるっと変わるなんてこともあるかもしれませんね。

楽しそうな生徒の集合写真

Writer
インドネシア バリ州
杞山 文菜さん

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