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地域の伝統的な歴史劇に挑戦!

私はタイ北部のナーン県プア学校に派遣されています。タイはお祭りが多く、2月11日は「マーカブーチャー」という仏教の日でした。プアのお寺でもお祭りが開催されました。

お祭りでは、地域の学生たちがプアの歴史を演じる劇を行いました。私も、プア学校の先生から誘っていただき、劇に参加することになりました。しかも、役はプアの王様ということです。

「日本人が伝統的な劇に入っちゃって大丈夫かな?」

「タイ語が分かるかな…」

始めは、プアの伝統的な劇に参加することに不安を感じていました。しかし、練習に顔を出してみると、とても楽しくて、不安はすぐになくなりました。劇はかなり本格的で、50人以上の生徒が参加して、長さは2時間ほどにもなります。周りの生徒たちも分かりやすいタイ語で、出るタイミングや演じ方を説明してくれました。毎日19時過ぎまで練習があり、地域の方々は夕飯を用意してくださいました。

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歴史劇の練習の様子です。
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劇中のタイダンスを練習している様子です。

そして、いよいよ本番の日。会場のお寺にはたくさんの人が見に来ていました。初めて本格的なタイの民族衣装を着せていただき、私も生徒たちと一緒に頑張りました。劇は大成功し、お客さんからたくさんの拍手もいただけて、達成感で胸がいっぱいでした。

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本番の日には本格的なタイの衣装も着させていただきました。
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歴史劇の本番の様子です。
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集合写真です。プアの仲間として迎え入れていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

私が日本語パートナーズとして暮らしてきたプアで、こうして伝統的な劇に参加できたことは本当に嬉しく、忘れられない思い出になりました。また、国籍や言葉の垣根を超えて、生徒たちや地域の方々と一つの作品を作るために頑張れたことを嬉しく思います。仲間として日本人である私を受け入れ、一緒に参加させてくださるプアの方々の優しさに感謝の気持ちでいっぱいでした。

日本語パートナーズとしての任期はもうすぐ終わりますが、最後の最後までプアの方々のために私ができることを一生懸命やりたいと思います。

Writer
タイ ナーン
池上 誠さん

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