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北緯1度のクリスマス

皆さんは、マナドという町を知っていますか?マナドは、インドネシアの北スラウェシ州にあります。マナドは、江戸期に住んでいた日本人のお墓があったり、日本人がこの町を「港」と呼んだために「港→メナド→マナド」と呼ばれるようになったという言い伝えがあったり…等、日本とはとてもかかわりの深い町です。生きたシーラカンスが見つかったロマンある海の街でもあります。

さて、こんなマナドですが、インドネシアでは珍しく、キリスト教徒が人口の大半を占める街でもあります。町を見回せば教会。今日は、そんなマナドのクリスマスについてです。

まず、マナド人は10月に入ると「クリスマス用の」クッキーを焼き始めます。クリスマス当日に、たくさん招待した友人に振る舞うためのもの。「バターがたくさん入っているから、腐らない」と言いますが、ほんとかな?
12月に入ると、もう町全体がクリスマス。12月1日~25日とかかれたクリスマスイベントの横断幕が、町の一番大きな通りに掲げられます。町中ライトアップされ、至る所に大きなツリーが設置されます。

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Walikota Manado(マナド市役所)前のイルミネーション。
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町で一番大きなモール(Mantos)内のクリスマスツリー。3階建ての吹き抜けの場所にあり、かなり大きい。
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町の中心部にある野外のクリスマスツリー。周囲は当然デートスポットに…。
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この時期は、それぞれの教会で毎週パーティがあり、歌に踊りに劇、そして“Makan jo(「食べよう」)!”の連続。ライトアップのせいか、もともと頻繁に起こる停電がさらに増えますが、陽気なマナド人はお構いなしにパーティを楽しみます。
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パーティスタートまでのカウントダウン。映像・音楽を駆使していて、なかなかすごいです。
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カウントダウン直後。ここから一気に、歌・踊り・生演奏!
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キャンドルサービス用に配られるローソク。

マナドの人々にとって、この時期は一年で一番の楽しみ!連日、花火や爆竹の音が、町中鳴り響きます。

クリスマス当日は、朝は教会へ、昼からはそれぞれの家に招待しあい、食事を楽しみます。住民の足であるミクロレット(アンコット)やタクシーの運転手もパーティに行くため、交通手段は激減しますし、多くのお店も閉まります(旅行の際はお気を付けください)。

クリスマスが終わり、新年を迎えると、余った花火や爆竹も消費し終わり、町は急に静かになります。また、一年後のクリスマスを心待ちにするのです。

さて、町中のクリスマスツリーは、春節を境に少しずつ片付けられますが、3月中旬でも町で一番大きなツリーを含め、まだ少し残っています。さぁ、これらのツリーはいつ片付けられるのでしょうか?

Writer
インドネシア 北スラウェシ州
石川 萌子さん

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