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伝統、言葉を守る生徒たち

こんにちは。“日本語パートナーズ”インドネシア6期西ジャワ州バンドン派遣の仲座美里です。派遣されてから早6か月が過ぎ、インドネシアの文化や学校にも慣れ毎日楽しく過ごしています。

バンドンは西ジャワ州の中の都市の一つで、スンダ人が多く住む地域です。そのため、日頃からスンダ語がよく話されており、スンダ語が使われている場面も非常に多いです。私は、学校の日本語の授業の空き時間にスンダ語の授業にお邪魔しました。

スンダ語の授業では、スンダの伝統行事について生徒たちが発表しており、今回は「tujuh bulanan」について再現していました。「tujuh bulanan」は、インドネシア語で「7か月」を意味しており、妊婦の妊娠7か月目の節目の行事です。安産祈願をこめたスンダの伝統行事で、生徒たちはスンダの伝統衣装に身を包み、音楽や言語もすべてスンダ一色で行っていました。

普段は日本語の授業で日本語を話している生徒たちですが、スンダ語も話せる、スンダの伝統文化をしっかり理解している生徒たちがとても輝いている瞬間を見ることができてとてもよかったです。

日本語や日本文化を発信するだけではなく、インドネシアの文化やスンダの文化や言語を知ることで、私自身が学ぶことが多く、生徒たちとの文化の交流ができた気がします。高校の教育現場は、日本語の授業だけではなく、様々な授業が行われています。一度覗いてみると面白いかも知れません。

写真
伝統衣装クバヤに身を包んだ生徒たち
Writer
インドネシア 西ジャワ州
仲座 美里さん

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