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スポーツのありよう

赴任校で6月30日と7月1日の2日間、校内スポーツ大会が行われました。
本校はサイエンススクールなので、スポーツ大会が、日本の学校でいうと文化祭と体育大会を一度にやるような、生徒にとっては年に一度の一番燃える日のようです。

朝は早朝からサトゥックの市場の近くまで徒歩で移動して、そこから学校まで、再び徒歩で1時間以上の仮装パレードでスタートです。
パトカーの先導のもと、交差点にはポリスも立ちます。

仮装パレードの様子の写真1
仮装パレードの様子の写真2
手押し車を引く生徒たちの写真

感心したのは、かなりの数の生徒が給水・汗拭き・ごみ処理などの裏方として、徒歩・自転車・手押し車で参加していたことです。

校内スポーツ大会の様子の写真

校内に戻ってからは、全校生徒が色別4集団に分かれて、競技や応援の演技・装飾などで競い合います。

生徒のサッカーの試合を見ていて思ったことがあります。今年のワールドカップ予選で日本はタイに6対0で圧勝しました。人口も多いし、部活や少年団やJリーグのありようを見ても、それぞれの国のトップ同士を競わせたら、それは日本が勝つでしょう。でも、それぞれの国の素人からプロまでのすべての人の平均値で比べたら、タイの方が上なんじゃないかなと思いました。

また、生徒同士の試合では、日本だとどちらかのチームに一人くらいは変に殺気立つ人がいて、しばしば和やかなムードに水を差します。ここではそういったラフな行為につながるようなプレーや言動が一切ありません。
「楽しむためにやっているのであって、喧嘩しに来てるわけじゃない」という姿勢は、タイ人から学ぶべきだと思いました。

Writer
タイ ブリラム
上竹 明夫さん

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