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お茶会

だいぶ学校生活にも慣れ始めたかと思うと、帰国まであと2カ月‼ 生徒と話すタイミングは、授業中や生徒の教室移動の時にすれ違う程度。どうにかもっと生徒と話す時間は作れないかと考えていた時、他のNP(日本語パートナーズ)が「毎日お茶会を開いて、生徒と話している」ということを聞きました。

お茶会の内容は、日本茶を飲みながらCP(カウンターパート)の先生とNPと生徒が会話をするというもの。これなら出来そう!と思い、私のCPの先生に相談すると快くOK‼ 即実行しました。

マレーシアの学校では、授業と授業の間に休憩時間がありません。私の学校では朝3時間続けて授業をした後、やっと30分休憩があります。お茶会をするならこの時間しかチャンスがないため、毎週水曜日の昼休みにお茶会をすることに決めました。

時間割の写真
時間割(5年生)授業と授業の間に休憩なし‼日本では考えられない。

早速、朝の全校朝礼で全生徒に呼びかけ、学校の壁に『お茶会』のポスターを貼り宣伝はバッチリ!当日何人来てくれるのか不安と期待の中、準備しました。

お茶会の手書きポスターの写真
お茶会のポスター

そして当日。初日は“緑茶”。
マレーシアのお茶には大抵“砂糖”が入っているので、生徒から「お茶に砂糖は入れないですか?」といった質問が多くありました。実際飲んでみると「おいしい!」「苦い‼」「……」と様々な反応。この日は日本のお茶について会話しました。

生徒と一緒に記念写真
お茶会に参加してくれた生徒達

翌週は“お抹茶”。茶道の道具を使って、実際に自分で抹茶を作ってもらいました。これは先生達も興味津々♪
さすがに日本人でも苦く感じる抹茶なので、この日はマレーシアのお菓子を一緒に食べることにしました。日本とマレーシアのコラボレーション。
なかには、「とてもおいしい」と言って、何杯もおかわりしたり、抹茶にコンデンスミルクを入れる生徒もいました。この日は抹茶の話で大盛り上がり。

抹茶を点てる様子の写真1

抹茶を点てる様子の写真2

お抹茶を作る生徒と先生。とても上手

お茶を飲みながら、日本やマレーシアの話をするお茶会の時間。
短いですが、生徒とゆっくり話せる大切な時間。任期終了までお茶会を続けていこうと思います。

Writer
マレーシア ジョホール州
大西 香織さん

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