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大苦戦のお箸とはじめての抹茶

南スラウェシ州のマカッサルからのレポートです。日本語パートナーズとしての派遣期間も早3分の1が終わりましたが、先日初めての文化紹介として日本語クラブで茶道をやりました。
この学校に日本語パートナーズが派遣されるのは今年が初めてです。本物の抹茶を飲むのも、もちろんお茶を点てるのもみんな初めてでした。日本語クラブは11時半~2時までと時間が長かったので、茶道の前には箸で豆つかみにも挑戦しました。インドネシアでは食事のとき、あまり箸を使いません。麺を食べるときもスプーンとフォークを使います。しかし、日本ではよく箸を使うので、日本文化のひとつとして紹介しました。箸の使い方をみんなで楽しく練習するのに豆つかみはとても良かったです。どのグループが一番豆を多くつかめたか、競争形式にしたので大盛り上がりでした。

箸で豆つかみに挑戦する生徒たちの写真
生徒に箸の使い方を教える松田さんの写真

茶道の紹介では、まず例として説明しながら2人のNP(日本語パートナーズ)が教室の前でお茶会の再現をしました。生徒たちはビデオを撮ったり写真を撮ったり、みんな興味津々です。その後、実際に生徒にも自分でお茶を点てて飲んでもらいました。インドネシアの飲み物はとにかく砂糖がたくさん入った甘いものが多いので、砂糖が入らない抹茶は彼らにとってとても苦いと思います。でも、さすが日本語クラブの生徒たち。半分近くの生徒が「おいしい!」と言って最後まで抹茶を飲めていました。苦くて顔をしかめる生徒もいましたが、念のため用意していた砂糖を入れた人は誰もいませんでした。

茶道に挑戦する生徒たちの写真
抹茶を飲む生徒たちの写真

最後にこの日の感想を聞いたら、「楽しかった!」「本物の抹茶を初めて飲んで嬉しかった!」「お茶を点てるのが面白かった!」と嬉しい感想をもらいました。残りの期間も、生徒と一緒に楽しくできる文化活動をして、日本語の勉強だけではなく日本のファンを増やすことに貢献していきたいです。

生徒たちと記念写真
Writer
インドネシア 南スラウェシ州
松田 比奈さん

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