最新情報はこちら 最新情報はこちら

日本語パートナーズ 日本を伝える「Bunkasai」

インドネシア

bunkasai_2015_01 (1)    
ステージには「文化祭」の文字が

 

1月24日、ジャカルタ近郊の高校で、日本語を勉強している学生を対象としたイベント「Bunkasai」が開催されました。現地で高校の日本語の先生方と一緒に日本語を教える日本語パートナーズの皆さんも協力して、学生たちによる日本語スピーチコンテストや朗読コンテスト、プレゼンテーションコンテスト、漫画コンテストにカラオケコンテスト、更には日本語パートナーズによるワークショップ、そして最後には盆踊りと、盛りだくさんの内容で賑わいました。

会場である高校の校庭では、日本の雑貨を売っていたり、たこ焼きなどの日本食も販売されていて、まさに日本の「文化祭」!陽気なインドネシア人の方が、出店でバナナを売っている光景も。

「ブンカサイ」の出店の写真    
バナナ、日本の雑貨、たこ焼きの出店も

 

一生懸命に取り組むインドネシアの生徒と、それを支える日本語パートナーズの皆さん

日頃からインドネシアで日本語を教えるために奔走している日本語パートナーズの皆さんにお話を伺いながら、会場を歩いてみることに……。

まずは、プレゼンテーション部門のコンテストの審査員をちょうど終えた渡邉裕子さん。

「元々日本語教師として働いていたのですが、当時教えていた生徒の中にインドネシア人がいた事がインドネシアに興味を持つきっかけのひとつでした。ここでは、日々生活する中で日本人の代表として見本になるように心がけています。日本語パートナーズとしての活動を通してインドネシアの子供たちがもっと日本に興味を持ってもらえれば」と話してくださいました。

コンテストの結果発表の際、自身が担当する高校の生徒が入賞し、まるで母の様な眼差しで生徒たちと喜びを共用している姿を見て、愛をもって指導に当たっていることを感じさせられました。

続いて、漫画コンテストの審査をしている部屋へ。テーマは「日本の四季」。入賞作品を見ると、想像以上に本格的!日本語パートナーズの方によると「コンテスト中、生徒たちは真剣そのもので黙々と取り組んでいました」とのこと。冬を経験したことのない生徒が、思い思いの季節を漫画で表現していました。

審査中の漫画の写真    

日本語パートナーズの皆さんが大勢の生徒の前でお手玉を紹介している教室では、生徒たちも目をキラキラさせながらお手玉の動きに盛り上がり、たびたび歓声が上がっていました。

写真    
お手玉を披露する日本語パートナーズの和田芳枝さん

 

そして、生徒たちとランチを楽しんでいた松田将吾さんにお話しを伺いました。「学校では毎日、生徒の生き生きとした元気なエネルギーを感じながら授業を行っています」とのこと。バリ旅行の経験からインドネシア人の人柄の良さ、魅力を感じ、色々な民族が共存しているインドネシアに興味をもったのがインドネシアに来るきっかけのひとつになったそう。

「日本語パートナーズとして、将来日系企業へ就職したいと考えるインドネシア人の日本に関する知識を深める助けになれたら」とひと言。特技の弓道も披露していました。

写真    
ステージ上で弓道を披露する松田将吾さん

 

最後に、会場となったジャカルタ第28国立職業高校に派遣されている土屋円さんにお話を伺いました。もともと英語、中国語などの複数の語学を学んでいた経験から、教える側としての経験もしてみたいと思ったことが日本語パートナーズに応募した理由のひとつ。Bunkasaiは、土屋さんが教えている生徒が、自分の日本語能力を他校の生徒と比較できる貴重な機会です。その経験が学習のモチベーションを上げるきっかけになればと、ひと言。「イベント前日には、予定していたステージ設置の業者が来なかったりするトラブルもありましたが、無事設置できて良かった」と笑顔で話していました。

写真    
浴衣を着た土屋円さん

 

お昼休みが終わり、いよいよコンテストの結果発表!

いよいよ日本語スピーチコンテスト、朗読コンテスト、プレゼンテーションコンテスト、漫画コンテスト、カラオケコンテストの入賞者の発表です。司会の方からの「楽しかったですか?」との問いかけに、会場のインドネシア人の生徒から「楽しかった!!」と元気な歓声!

それぞれのコンテストに参加した生徒にアドバイスがあったあと、発表が始まりました。コンテストの入賞者が発表になり、名前が呼ばれるたびに嬉しさを全身で表現して喜ぶ生徒たち。この経験がこれからまた日本語を勉強するエネルギーに繋がっていくことでしょう。

写真    
ステージ上でトロフィーをもって立つ入賞者の生徒達

 

最後に、みんなで踊る盆踊りでBunkasaiもフィナーレを迎えます。インドネシア人も日本人も赤ちゃんも(!)、国境や世代を越えて、ひとつの輪になりながら踊っている姿を見て笑顔がこぼれます。

写真1 
写真2    
最後は盆踊りでひとつの輪に

 

「Bunkasai」を通して感じた、インドネシアと日本の将来

今回このイベントを通して思ったことは、世界に数ある言語の中から「日本語」に興味をもち一生懸命勉強しているインドネシア人の生徒たちはとても貴重な存在だということ。このような日本をテーマにしたイベントが開かれることは彼らにとって、日本や日本語に対する興味や学習意欲を高める契機となり、彼らの将来の選択肢を増やす良いチャンスにもなるのではないかと思いました。

近年、日系企業の進出が著しいインドネシア。このようなイベントは、将来インドネシアと日本の懸け橋となる人材が生まれる場でもあり、様々な可能性が生まれる場所だと感じました。生徒たちのキラキラしたエネルギーを肌で感じた一日でした。

TRIPPING!インドネシアレポーター AYA

イベント名称 SMK文化祭
日程 2015年1月24日(土)
開催地・開催校 SMK Negeri 28 Jakarta(ジャカルタ第28国立専門高校)
主催 PGBJ(専門高校日本語教師会)

この記事は、TRIPPING!と国際交流基金アジアセンターの協力により、作成されています。

TRIPPING!と国際交流基金アジアセンターの協力ロゴ画像

「TRIPPING!(トリッピング)」 とは……海外旅行を楽しみたい人に向けて、海外に暮らす日本人レポーターがローカル情報をリアルタイムに発信する、「生活しているからこそわかる旬な情報」を集約した旅の情報サイトです。 まるで現地に住んでいる友人におすすめスポットを尋ねるような感覚で、現地の「いま」を 知ることのできる旅サイト「TRIPPING!」は、出発前に情報収集の時間が十分に取れない旅行者や、ユニークに海外旅行を楽しみたいと願う旅行者の皆さまにとって、渡航先での楽しみがさらに広がることを目指しています。

URL : http://tripping.jp/

PAGE TOP