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CROSSCUT ASIA #04 シンポジウム「東南アジアから世界をめざす―新しい映画作りに挑む新星たち」

日本

第30回東京国際映画祭「国際交流基金アジアセンターpresents CROSSCUT ASIA #04 ネクスト!東南アジア」では、フィリピン映画界を牽引するブリランテ・メンドーサ監督、そして東南アジアの名匠推薦の若手監督、HF・ヤンバオ(フィリピン)、カーステン・タン(シンガポール)、BW・プルバ・ヌガラ(インドネシア)の3名をスピーカーに迎えて、シンポジウム「東南アジアから世界をめざす―新しい映画作りに挑む新星たち」を10月27日(金曜日)に開催します。

2014年にTIFFの一部門として設立された「CROSSCUT ASIA」では、アジアの国、監督、テーマなどに焦点を当て、アジア映画の特集上映を行っています。タイ、フィリピン、インドネシアに続き、ASEAN設立50周年を迎える本年は、東南アジアの映画13本10プログラム(長編9本、短編4本)を幅広く紹介。東南アジアの映画界を牽引する名監督が、直々に推薦する若手監督たちの作品を紹介し、先輩から後輩へとつながる東南アジア映画の系譜に注目いたします。

ゲストに迎えるのは、ブリランテ・メンドーサ監督推薦『キリスト』のHF・ヤンバオ監督、エリック・クー推薦『ポップ・アイ』のシンガポールの注目女性監督カーステン・タン、そしてリリ・リザ推薦の『他者の言葉の物語』で長編デビューしたBW・プルバ・ヌガラの若手監督3名。そして、スペシャルコメンテーターに、本特集の推薦者のひとりであるメンドーサ監督(『ローサは密告された』)をお迎えし、それぞれの映画作りや各国の映画製作事情などについて語っていただきます。ぜひ、ご参加ください。

登壇者プロフィール

HF・ヤンバオ(『キリスト』)

 HF・ヤンバオ監督

1981年フィリピン・マニラ生まれ。フリーランスのインディーズ監督。これまでテレビ番組や広告、マーケティングなどの仕事を手掛けてきた。ニューヨークで映画製作を学んだのち、フィリピンの巨匠ブリランテ・メンドーサに師事。2016年に、『Best. Partee. Ever.』と本作の2本の長編を監督、共同プロデュースし、両作品とも国内の映画賞を受賞した。

カーステン・タン(『ポップ・アイ』)

カーステン・タン監督

これまでの監督作はシンガポール、ロッテルダム、トロント、釜山などの国際映画祭で上映されてきた。アメリカ・CNNの『見るべき作品(Ones to watch)』で取り上げられ、数々の国際映画賞を受賞。『Dahdi』(2014)ではシンガポール国際映画祭で最優秀東南アジア短編映画賞、『Fonzi』(2007)では同映画祭シンガポール短編映画最優秀監督賞を受賞した。

BW・プルバ・ヌガラ(『他者の言葉の物語』)

BW・プルバ・ヌガラ監督

1983年インドネシア・ジョグジャカルタのスレマン生まれ。ガジャマダ大学哲学科を卒業。独学で映画製作を身につけ、製作プロダクションLimaenam Filmsを共同設立。これまでドキュメンタリーや短編を複数製作している。本作が監督デビュー作である。

スペシャルコメンテーター

ブリランテ・メンドーサ

ブリランテ・メンドーサ監督

フィリピンのインディペンデント映画界において最も重要な製作者のひとりであり、母国のストーリーを世界に発信し続けている。監督デビュー作『マニラ・デイドリーム』(2005)でロカルノ国際映画祭ビデオ部門金豹賞を受賞。フィリピン人監督として初めてカンヌ、ベルリン、ヴェネチアの三大映画祭に出品し、すべて受賞を果たしている。アジア・オムニバス映画製作シリーズ第1弾『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』(2016)に参加、『SHINIUMA Dead Horse』を監督。最新作『ローサは密告された』(2016)は第69回カンヌ映画祭で女優賞を受賞した。

注:登壇ゲストはすべて予定です。変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

イベント詳細

東南アジアから世界をめざす―新しい映画作りに挑む新星たち

開催日時 2017年10月27日(金曜日)16時17分開演(17時17分終了予定)
会場

TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン3 アクセス

東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内 google map

入場料 入場無料・事前申込み不要
※但し、『キリスト』の上映(14時10分~)からご覧になる方はチケットの購入が必要となります。(大人1,500円 学生1,000円 学生当日500円)
共催 東京国際映画祭、国際交流基金アジアセンター

注:本シンポジウムは、10月27日(金曜日)14時10分~『キリスト』の上映及びQ&A後に行います。この回で映画をご覧いただいた方々は、そのままQ&Aとシンポジウムをご覧いただけます。
また、お席に余裕がある場合のみ、シンポジウムからも無料でご参加いただけます。シンポジウムのみご参加をご希望の方は、16時10分までに劇場(スクリーン3)入口にお越し下さい。満員の場合はご覧いただけないことを予めご了承下さい。

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