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国際交流基金アジアセンターは国の枠を超えて、
心と心がふれあう文化交流事業を行い、アジアの豊かな未来を創造します。

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イスラームへのアプローチ:宗教から考える文化と社会(TAMU 連続セミナーシリーズ 第2回)

日本

※定員に達したことにより受付を終了いたしました。たくさんのお申込み、ありがとうございました!

国際交流基金アジアセンターでは、世界のムスリム(イスラーム教徒)人口のおよそ半数が東南アジアに暮らしていることに着目し、日本ではあまり知られていないイスラームについて、同地域の若手ムスリムたちとの交流を通じて理解を深める「東南アジア・ムスリム青年との対話事業(TAMU/Talk with Muslims)」を実施してきました。

2019年度は、東南アジアのムスリム社会や日本とイスラームの関わりをテーマとする講演会とシンポジウムを4回にわたり開催します。イスラームについての理解を深めながら、異なる文化や価値観を認め合える社会のあり方についても考える機会としたく、多くの皆様のご参加をお待ちしています。

全4回の概要は下記ページをご参照ください。
東南アジア・ムスリム青年との対話事業(TAMU/Talk with Muslims)

↓クリックして全体をみる [PDF:1.2MB]

TAMU2019 連続セミナー『イスラームへのアプローチ』チラシサムネイル

イベント詳細

第2回「映画から読み解く東南アジアのイスラーム -マレーシアを中心に」(参考上映・講演会)

東南アジアでも典型的な多民族国家であるマレーシア。さまざまな文化や宗教が交錯する日常のなかで、イスラームはどのようにマレーシア社会に表れ、多様な価値観と関わりあってきたのでしょうか。第2回は京都大学東南アジア地域研究研究所の山本博之氏をお迎えし、マレーシア映画界の巨匠ヤスミン・アフマド監督の『ムアラフ―改心』を題材に、マレーシアにおける信仰と共生の諸相について解説していただきます。

日時 2020年1月24日(金曜日)17時から20時(16時30分開場)
会場

国際交流基金本部2階 ホール[さくら] アクセス
東京都新宿区四谷4-4-1 google map

※東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅1番出口から徒歩3分

参加費 無料、要事前申し込み
申込み 以下のいずれかの方法でお申し込みください。※受付を終了しました。

言語 日本語
プログラム 16時30分:開場
17時:開会挨拶、上映前の解説
17時30分:参考上映 映画 『ムアラフー改心』
19時:休憩
19時10分:講演、質疑応答
※上映開始時間は、多少前後する場合がございます。
主催 国際交流基金アジアセンター
問合せ 国際交流基金アジアセンター文化事業第2チーム 担当:八木、安藤
Tel:03-5369-6045、Fax:03-5369-6141

上映作品 『ムアラフ―改心』(原題 Muallaf)

カトリック学校で教える華人キリスト教徒のブライアンは、幼少期のつらい記憶から信仰と家族に背を向けている。一方、父親の虐待から逃れて地方都市で暮らすマレー人イスラーム教徒の姉妹、アニとアナ。ブライアンは、姉妹との出会いと交流を通して、信仰と家族に対して閉ざしていた心を開き始める。(監督:ヤスミン・アフマド/マレーシア/87分/DVD/英語・広東語・マレー語/字幕:日本語・英語)

講師

山本博之(京都大学東南アジア地域研究研究所 准教授)

講師の写真

専門は東南アジア地域研究/メディア研究。主な研究テーマは、混血性・越境と民族、映画と物語文化圏、災害対応と情報。マレーシア・サバ大学、在インドネシア・メダン総領事館などでの勤務を経て現職。編著書に『マレーシア映画の母 ヤスミン・アフマドの世界 人とその作品、継承者たち』(英明企画編集、2019年)など。混成アジア映画研究会主宰。

関連情報

第1回「日本とイスラームの出会い」(講演会)

第3回「多様なイスラームのすがたと日本の未来」(シンポジウム)

第4回「ヤングムスリムたちの挑戦」(講演会)