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国際交流基金アジアセンターは国の枠を超えて、
心と心がふれあう文化交流事業を行い、アジアの豊かな未来を創造します。

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オンライン・アジアセンター寺子屋第8回×TAMU/Talk with Muslims 「マジカル・イスラーム ~作家が語るインドネシアの社会と宗教~」

日本, その他

近年インドネシアでは、穏健で寛容とされてきたイスラームの保守化が進み、他の宗教や「正統でないイスラーム」に対する排外的な動きが顕在化しています。変わりゆくインドネシア社会に対する危機感と、それでも多様性や寛容さを忘れない人々への希望を、ユーモアと風刺を交えた筆致で描き出すFeby Indiraniの短編小説集『処女でないマリア』(原題:Bukan Perawan Maria)。本セミナーでは、同小説集に収録された2作品、「イスラーム教徒になりたいベイビ(原題:Baby Ingin Masuk Islam)」と「処女でないマリア」に代表されるような、ファンタジックな世界と現実を行き来する作家の創作世界「マジカル・イスラーム」を通して、インドネシアの宗教、社会、多様性について考えます。

セミナーには、「イスラーム教徒になりたいベイビ」と「処女でないマリア」を是非ご一読のうえご参加ください。

※作品の無断使用・転載を禁じます。

※本事業は、東南アジアの文化とイスラーム理解を促進する東南アジア・ムスリム青年との対話事業(TAMU/Talk with Muslims)の一環として実施します。

イベント詳細

日時 2021年9月24日(金曜日)18時30分から20時30分(予定)
言語 日本語、英語
※英語版の公開は、9月27日(月曜日)19時からとなります。
登壇者
  • フェビー・インディラニ(作家)
  • 野中 葉(慶應義塾大学総合政策学部准教授)※モデレーター
  • 岡 真理(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
  • グフロン・ヤジッド(ヤングムスリムのネットワークOlive主宰、アーティスト)
  • ズハイラ・ザーテュル・ヒマ(東京外国語大学大学院総合国際学研究科)
  • 浦野 里彩(慶應義塾大学環境情報学部)
  • [司会進行]武田 康孝(アジアセンター文化事業第2チーム長)
視聴 無料
配信URL The Japan Foundation Live(YouTube)
※詳細は後日お知らせいたします。
主催 国際交流基金アジアセンター
科研費基盤研究(C)「現代インドネシアの宗教間対話と政教関係」研究チーム
問合せ 国際交流基金アジアセンター 文化事業第2チーム
Tel:03-5369-6045

登壇者プロフィール

フェビー・インディラニ(作家)

フェビー・インディラニさんの写真

インドネシアの作家、フリーランスジャーナリスト、活動家。作品の多くは女性やマイノリティの問題に焦点を当てている。主に、「マジカル・イスラーム」と称する独自のジャンルの短編小説集『処女でないマリア』(Pubrikultur、2017、2021年に再出版/原題:Bukan Perawan Maria)と『ムハンマドを追いかけて』(Bentang Pustaka、2020/原題:Memburu Muhammad)で知られる。『処女でないマリア』は2019年にイタリアでも出版され、海外のメディアや文芸評論家からは、イスラーム世界に対する批判的な視点と同時に、宗教が本来持つ寛容さへの信頼や共感をあわせもつ作品として評価されている。『ムハンマドを追いかけて』は、Goodreads Indonesiaの「2021年ベスト・フィクション賞」を受賞。ロンドン大学でデジタルメディア、文化、教育修士号を取得。

野中 葉(慶應義塾大学総合政策学部准教授)

野中 葉さんの写真

専門は地域研究(インドネシア)。主な関心は同地域におけるイスラームの受容と広がり。2 0 1 1 年、慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。業績に『インドネシアのムスリムファッション-なぜイスラームの女性たちのヴェールはカラフルになったのか』(福村出版、2015)、「イスラーム短編小説の広がりとインドネシアの女性たちのイスラーム覚醒」( 東京外国語大学アジア・アフリカ言語研究所『アジア・アフリカ言語文化研究』87号、2014)など。

岡 真理(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)

在モロッコ日本国大使館専門調査員、大阪女子大学講師、京都大学総合人間学部助教授などを経て、2009年より現職。専門は現代アラブ文学研究者、パレスチナ問題、第三世界フェミニズム思想。著書に『アラブ、祈りとしての文学』(2008)、『ガザに地下鉄が走る日』(2018、以上みすず書房)ほか多数。

グフロン・ヤジッド(ヤングムスリムのネットワーク「Olive」主宰、アーティスト)

グフロン・ヤジッドさんの写真

東京出身。デザイナー、アーティスト。東京ジャーミイ(モスク)を起点に、自身のデザイン・アートのスキルを応用し、イスラームの教えとカルチャーとをリンクさせながら、様々なプロジェクトを行う。ヤングムスリムをつなげるネットワーク「Olive」主宰。

ズハイラ・ザーテュル・ヒマ(東京外国語大学大学院総合国際学研究科)

ズハイラ・ザーテュル・ヒマさんの写真

東京外国語大学大学院博士前期課程1年。国際日本専攻。2015年に亜細亜大学の交換留学生として1年間日本に滞在後、2017年にインドネシア大学の日本学科を卒業。2019年、現在の大学に文部科学省の国費外国人留学生として来日、現在に至る。

浦野 里彩(慶應義塾大学環境情報学部)

浦野 里彩さんの写真

慶應義塾大学環境情報学部在学、野中葉研究会所属。インドネシアのムハマディヤマラン大学(Universitas Muhammadiyah Malang)に留学経験があり、関心分野は哲学、イスラーム研究、東南アジア研究。

オンライン・アジアセンター寺子屋シリーズ

2021年度

第7回「日本映画をアジアへ届けたい ~Japanese Film Festival(JFF)のこれまで~」

2020年度

第6回「岐路に立つ民主主義 ~コロナ危機が問いかける、新たな時代に向けた選択~」

第5回「アジアにおける知の交流 ~冷戦終結後30年のあゆみと展望~」

第4回「日本とアジアのサッカーのこれから ~サッカー指導者の長期派遣事業から考える~」

第3回「コロナ時代における映画制作の課題 ~日本、インドネシア、中国の現場から~」

第2回「今、サッカーだからできること ~Jリーグ各クラブによる東南アジアでの活動から~」

第1回「コロナの時代でも国境を越えて人は繋がる ~新しいかたちの国際文化接触の可能性~」