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国際交流基金アジアセンターは、アジアの人々の間に共感や
共生の心を育むため、様々な分野で文化交流事業を実施しています。

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VISUAL DOCUMENTARY PROJECT 2018 短編ドキュメンタリー上映会

日本

国際交流基金アジアセンターは、京都大学東南アジア地域研究研究所と共に、「Visual Documentary Project 2018」を開催します。本プロジェクトでは、東南アジアと日本の映像作家が制作する短編ドキュメンタリーを募集し、作品上映を通して東南アジア地域の現状を捉え、諸問題の解決へとつなげる試みを行っています。

2018年のテーマ:「東南アジアとポピュラーカルチャー」

2018年は「東南アジアとポピュラーカルチャー」をテーマとして、短編ドキュメンタリー映像作品を募集しました。
上映作品選考には、カンヌ映画祭「ある視点部門」で監督作品がグランプリを受賞するなど、ドキュメンタリー映画を中心に国際的に高い評価を受けているカンボジアの巨匠・リティ・パン監督も参加し、選考委員によって公募作品の中から入選作品を厳選しました。

上映会は東京と京都の2会場で開催し、入選作品の上映にあわせて入選作品の監督と関係者が来日します。京都上映会のコメンテーターには、京都大学東南アジア地域研究研究所の教授岡本正明氏をはじめとする東南アジア地域を研究されている研究者の方々と、山形国際ドキュメンタリー映画祭・東京事務局の若井真木子氏を迎えてトーク・ディスカッションを行います。
また、東京上映会のコメンテーターには日本映画大学教授・東京国際映画祭「アジアの未来」部門プログラミング・ディレクターの石坂健治氏と若井真木子氏を迎えて監督たちの制作動機や作品の背景に迫ります。イベント詳細はページ中ほどをご覧ください。
映画鑑賞とあわせて、ぜひこの機会にご参加ください。

Visual Documentary Project 2018上映会
↓フライヤーはクリックで拡大します PDF(574kb)

VDP2018上映会のチラシ画像

作品情報

『カンボジア・シアター』
監督:ソペアク・ムァン
カンボジア/2016/Color/7min/Khmer

作品のワンシーン画像

カンボジアでは伝統的なクメール演劇が衰退しつつある。観客が減っているだけでなく、その存在を知る人も少なくなってきている。この作品は演劇の伝統の維持と保護に携わる数少ないアーティストたちの情熱を伝えている。別の定職に就きながら、巡業の時期になると夜ごと集まって舞台を準備する人々の姿を感受性豊かに描く。

『リトリト』
監督:グエン・ゴック・タオ・リ
ベトナム/2015/Color/15min/Vietnamese

作品のワンシーン画像

15歳の少女リトは学校でいじめられ、中学1年生の時に学校をやめてしまう。この作品では、リトがコスプレを現実逃避の手段として、別人になったり空想上のキャラクターに変身したりするようになったいきさつが描かれる。コスプレを通じて友情が生まれ、社会との折り合いがつけられる様子に焦点が当てられる。社会の変化やコスプレの流儀がベトナムの都市社会に及ぼす影響を鋭く描いた作品。

『ザ・ファイター』
監督:M・イスカンダル・トリ・グナワン
インドネシア/2018/Color/27min/Javanese

作品のワンシーン画像
(C)UNIICOMS Production

武術プンチャック・ドルという闘技と、そのリングに上がりたいと情熱を燃やすパティの物語。ベテラン格闘家のユディがパティや他の生徒たちのシラットを指導する。フリー・リング形式をとるプンチャック・ドルの競技は、力試しを望む格闘家たちを惹きつけるようになった。勝者も無ければ敗者も無く、無事を祈る特別な祈りだけ存在する中で、格闘家たちの日常生活におけるシラットの役割と発展を描く。

『コスプレイヤー』
監督:インシワット・ヤモンヨン
タイ/2014/Color/27min/Thai

作品のワンシーン画像

ほとんど知られていないタイの軍人コスプレというサブカルチャーの世界を掘り下げる。軍人コスプレに魅了されコスプレ中心の生活になったいきさつを語る20代後半の青年ジュンに密着し、タイ社会における軍人コスプレイヤーたちの姿を深く描き出す。作品を通じて、マンガ、テレビゲーム、映画が現代のタイ社会で“消費”される様をうかがい知ることができる。

『ラップタイ』
監督:チラカーン・サクニー、ウィチャユット・ポンプラサート、サルン・コーシットスックチャルーン
タイ/2018/Color/25min/Thai

作品のワンシーン画像

ラップ・カルチャーが現代タイ社会にどのように定着し影響を与えてきたかを紹介する。タイ文化とラップ音楽固有の伝統のシナジーに焦点を当てた本作は、12人のタイ人ラッパーの物語を取り上げ、彼らが人生経験を通じて様々なスタイルで表現する独自の様子を紹介する。

プログラム

東京上映会

タイムスケジュール

  • 13時30分~ 作品上映『カンボジア・シアター』
  • 14時00分~ 作品上映『リトリト』
  • 14時30分~ 作品上映『ザ・ファイター』
  • 15時15分~ 休憩
  • 15時30分~ 作品上映『コスプレイヤー』
  • 16時15分~ 作品上映『ラップタイ』
  • 17時00分~ ディスカッション

登壇者

  • 『カンボジア・シアター』
    監督: ソペアク・ムァン
  • 『リトリト』
    監督:グエン・ゴック・タオ・リ 出演:ター・タイン・タオ
  • 『ザ・ファイター』
    監督:M・イスカンダル・トリ・グナワン、プロデューサー:アリ・ミナント
  • 『コスプレイヤー』
    監督:インシワット・ヤモンヨン
  • 『ラップタイ』
    監督:チラカーン・サクニー、ウィチャユット・ポンプラサート、サルン・コーシットスックチャルーン

コメンテーター

  • 石坂健治(日本映画大学教授)
    若井真木子(山形国際ドキュメンタリー映画祭・東京事務局)
    山本博之(京都大学東南アジア地域研究研究所准教授)
    マリオ・ロペズ(京都大学東南アジア地域研究研究所准教授)

東京上映会 イベント詳細

日時: 2018年12月15日(土曜日)13時30分~18時(13時開場)途中入退場可
会場

国際交流基金 本部ビル2階 ホール[さくら] アクセス
東京都新宿区四谷4-4-1 Googlemap

入場料 無料(定員: 100名) 注:予約優先
予約方法 メールにて、お名前及びご所属とご連絡先を明記の上、件名を「VDP2018 東京上映会参加」とし、jfac_vdp_info@jpf.go.jpまでお知らせください。
(12月12日(水曜日)締切)

注:当日参加もお席がある場合受け付けますが、ご予約の方優先となります。

言語 日英逐次通訳 日英字幕付き
主催 国際交流基金アジアセンター
共催 京都大学東南アジア地域研究研究所
問合せ 国際交流基金アジアセンター 文化事業第1チーム(担当:滝本)
TEL:03-5369-6140
E-mail:jfac_vdp_info@jpf.go.jp

京都上映会

タイムスケジュール

  • 13時30分~ 表彰式
  • 14時00分~ 作品上映『カンボジア・シアター』
  • 14時20分~ 作品上映『リトリト』
  • 14時45分~ 作品上映『ザ・ファイター』
  • 15時20分~ 休憩
  • 15時30分~ 作品上映『コスプレイヤー』
  • 16時10分~ 作品上映『ラップタイ』
  • 16時45分~ ディスカッション

登壇者

  • 『カンボジア・シアター』
    監督: ソペアク・ムァン
  • 『リトリト』
    監督:グエン・ゴック・タオ・リ 出演:ター・タイン・タオ
  • 『ザ・ファイター』
    監督:M・イスカンダル・トリ・グナワン、プロデューサー:アリ・ミナント
  • 『コスプレイヤー』
    監督:インシワット・ヤモンヨン
  • 『ラップタイ』
    監督:チラカーン・サクニー、ウィチャユット・ポンプラサート、サルン・コーシットスックチャルーン

コメンテーター

  • 福富友子(東京外国語大学 非常勤講師)
  • 坂川直也(東南アジア映画史研究者)
  • 岡本正明(京都大学 東南アジア地域研究研究所 教授)
  • 平松秀樹(京都大学 東南アジア地域研究研究所, 連携准教授)

※チラシに掲載の小林知より福富友子に変更になりました。

総合コメンテーター

若井 真木子(山形国際ドキュメンタリー映画祭・東京事務局)

京都上映会 イベント詳細

日時 2018年12月13日(木曜日)13時30分~18時(13時開場)途中入退場可
会場

京都大学東南アジア地域研究研究所 稲盛財団記念館3階 大会議室 アクセス
京都市左京区吉田下阿達町46 Googlemap

入場料 無料 注:予約不要
言語 日英逐次通訳 日英字幕付き
主催 京都大学東南アジア地域研究研究所
共催 国際交流基金アジアセンター
問い合わせ vdp@cseas.kyoto-u.ac.jp

Visual Documentary Project2018上映情報

Visual Documentary Project公式ウェブサイト

Visual Documentary project Logo

Visual Documentary Projectとは

東南アジアは、多様な民族、宗教、文化で構成されています。その多様性を共存させつつ、地域全体としては経済的な前進を遂げ、人、モノ、カネ、情報の流れのハブとなっています。しかし、同時に、熱帯林の減少や生物多様性の危機、災害、疫病、高齢化、民族や宗教の抗争、経済的階層化と貧困など、多くの問題をも抱えています。

このような多様性の中で、人々はどのように共存し、社会の持続性を維持しているのでしょうか。人々の日々の生活を支える地域の社会基盤を、どうすれば公的な資源にできるのでしょうか。そして、それらを既存のガバナンス・システムと組み合わせて諸問題の解決につなげるには、どうすればよいのでしょうか。

Visual Documentary Projectは、これらの疑問への答えを東南アジアの現状に即して見いだすために、2012年、京都大学東南アジア地域研究研究所が開始したプロジェクトです。2014年度から、国際交流基金アジアセンターも共催者として加わり、作品を通して東南アジア地域の現状を捉え、諸問題の解決へとつなげる試みを行っています。

本事業はbeyond2020の認証事業です。