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国際交流基金アジアセンターは国の枠を超えて、
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三陸国際芸術祭2015 & Sanriku-Asian Network Project 報告会「東日本大震災から5年、文化芸術による復興からオリンピックへ」

日本

東北とアジアを芸能で繋ぐ「Sanriku-Asian Network Project(サンプロ)」と、昨年8月から10月にかけて三陸5地域で開催された「三陸国際芸術祭2015(サンフェス)」の報告会を、3月20日(日・祝)国際交流基金にて開催いたします。

今年度は、同じく郷土芸能を通じたコミュニティの再興に取り組んでいる芸能団を、インドネシアのアチェとカンボジアのプノンペンから招へいしました。

また「習いに行くぜ!東北へ、アジアへ!!」の企画のひとつとして、プロのダンサーや音楽家が、岩手県大槌町の『臼澤鹿子踊(うすざわししおどり)』に体験入会し、地元のお祭りに出演したほか、臼澤鹿子踊保存会のメンバーがインドネシアのバリ島とアチェに渡り、現地芸能団との交流や視察を行いました。

本報告会では、サンプロ・サンフェスの報告の他に、臼澤鹿子踊保存会と「習いに行くぜ!」メンバーによる『臼澤鹿子踊』の実演をご覧いただき、郷土芸能団体と参加アーティストによるトークを実施します。

最後に外部の有識者を交え、文化芸術による復興、郷土芸能の未来、東京オリンピック文化プログラムへの展望に関するパネル・ディスカッションを実施します。

2020年以降、三陸が“文化芸術芸能特区”として、アジアを中心とした世界中の芸能・芸術が集い、刺激し合う地域となることを目指します。

追加3 追加 追加2
アムリタ 9-21 金津流獅子躍大群舞3 6
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出演者

臼澤鹿子踊

伝承地 岩手県大槌町小槌字臼澤
いわゆる幕系のカンナガラのしし踊りで、寛永年間に海産物交易に携わった人によって房­州(千葉県)方面から伝わったと言われる。
沿岸の鹿踊(鹿子踊・獅子踊)には、交易や鎌倉時代領地を得た御家人が持ち込んだとい­う伝承が多い。しかし関東甲州方面には鹿を模した芸能では無く雨乞いや火防を願う三匹­獅子舞が中心だ。岩手のしし踊りは先祖供養や豊作祈願などが多い。
大槌町には、5団体の鹿子踊が伝承され臼澤・吉里吉里・徳並の3団体は同じ由来を持っ­ている。上亰や金澤は、釜石や新里からの伝承由来を持つが、演目的には差異はない。
臼澤鹿子踊の演目は、43種類が伝わる。そのほとんどが鹿の生態を模している。踊る場­所に行くと「祝入れ」などの踊りで儀礼を尽くす。そして演目を踊り、「大引端」でそこ­を立ち去る。大槌町やその周辺の鹿子踊は、鹿一頭に一人の刀掛けが付き勇壮に踊る。そ­の点は遠野などと酷似しているが、足の運びなどに特徴を有している。
東北文化財映像研究所ライブラリー映像館 より)

イベント詳細

主催 国際交流基金アジアセンター・NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)
日時 3月20日(日・祝)13:30~17:30
会場 国際交流基金さくらホール (〒160-0004 東京都新宿区四谷4-4-1)
定員 100名
概要 開場 13:00

第1部
13:30~14:30 「サンフェス+サンプロ2015の報告」
登壇者:
佐東範一(JCDN)
千田 優太(ダンス幼稚園実行委員)
前川十之朗(みんなのしるし合同会社)
東梅英夫(臼澤獅子踊保存会)

第2部
14:30~15:30 「臼澤鹿子踊の実演・解説」
出演者:
臼澤鹿子踊保存会10名
「習いにいくぜ」参加者5名
阿部一成(篠笛演奏家)
磯島未来(振付家・ダンサー)
今津雅晴(振付家・ダンサー)
櫻田素子(ガムラン奏者)
田中望(美術家)
解説:
稲田奈緒美(舞踊評論・研究家)

第3部
15:30~17:30 「パネル・ディスカッション:東日本大震災から5年、文化芸術による復興からオリンピックへ」
モデレーター:
吉本光宏(ニッセイ基礎研究所)
パネリスト:
佐東範一(JCDN)
前川十之朗(みんなのしるし合同会社)
桜井俊幸(文化芸術による復興推進コンソーシアム東京事務所)
小岩秀太郎((公社)全日本郷土芸能協会)
武藤大祐(群馬県立女子大学)
石綿祐子(アーツカウンシル東京)

お申込み、お問合せ メールの件名を「サンプロ報告会申込」として、お名前(ふりがな)、ご所属、参加人数を本文にご明記の上、下記メールアドレスまでお知らせください(当日まで申し込み可能)。
Email:sanriku@jpf.go.jp
担当:国際交流基金アジアセンター 文化事業第2チーム 稲田、小島