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国際交流基金アジアセンターは国の枠を超えて、
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「おばあちゃんが伝えたかったこと ~カンボジア・トゥノル・ロ村の物語」シンポジウム&トークセッション

日本

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)アジアセンターは、カンボジアについてのドキュメンタリー映画『おばあちゃんが伝えたかったこと ~カンボジア・トゥノル・ロ村の物語』の上映にあわせ、8月2日から9日までシンポジウムおよびトークセッションを開催します。

このドキュメンタリー映画は、イタリア人映像作家のエラ・プリーセ監督が、カンボジアでポル・ポト時代を生き延びた人々の記憶を掘り起し、若い世代に伝えるためのワークショップを行う中で作られた作品です。上映初日に行うシンポジウムでは、「記憶を記録すること」をテーマにディスカッションを行うほか、毎日行うトークセッションには、映像・映画やカンボジアに造詣が深い多彩な顔ぶれをゲストに招き、それぞれ専門家の視点から語ります。

作品のスチル画像1

作品のスチル画像2

概要

シンポジウム

テーマ 「記憶を記録すること」
日時 2014年8月2日(土曜日)18時45分から19時55分
会場 ユーロスペース(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 3F)
登壇者 大久保 賢一(シンポジウム司会、映画評論家)、川瀬 慈(映像人類学研究者、国立民族学博物館 助教)、西 芳実(京都大学地域研究統合情報センター准教授)、藤井光(映画監督・美術家)※登壇者詳細プロフィール
主催 独立行政法人 国際交流基金 アジアセンター、コミュニティシネマセンター、ユーロスペース
定員 145席
申込方法 参加無料。シンポジウム開催当日(8月2日)、11時より会場受付にて配布される「シンポジウム参加券」が必要です。

トークセッション

日時 2014年8月3日(日曜日) 19時から19時25分
8月4日(月曜日)から8日(金曜日) 21時から21時25分
会場 ユーロスペース(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 3F)
登壇者 8月3日(日曜日) 大久保 賢一(映画評論家)
4日(月曜日) 新谷 春乃(日本学術振興会特別研究員)
5日(火曜日) 上村 未来(カンボジア市民フォーラム事務局調整員)
6日(水曜日) 福富 友子(東京外国語大学非常勤講師)
7日(木曜日) 鈴木 伸和(フィルム技術者)
8日(金曜日) 安田 菜津紀(スタディオアフタモード所属フォトジャーナリスト)※登壇者詳細プロフィール
主催 独立行政法人 国際交流基金 アジアセンター、コミュニティシネマセンター、ユーロスペース
定員 145席
申込方法 『おばあちゃんが伝えたかったこと~カンボジア・トゥノル・ロ村の物語』の当日の映画入場券をお持ちの方はどなたでも参加可能

『おばあちゃんが伝えたかったこと ~カンボジア・トゥノル・ロ村の物語』*1

監督:エラ・プリーセ、ヌ・ヴァ、トゥノル・ロ村の人々
カンボジア/ 2011/ カラー/ ブルーレイ/ 54分/ カンボジア語 /日本語字幕

カンボジアでは、1975から1979年のクメール・ルージュの支配下で200万人もの人が亡くなったと言われる。2008年、プノンペンで旧ポル・ポト政権の虐殺を裁く特別法廷が開かれるなか、監督らは“キリング・フィールド”近くのトゥノル・ロ村へカメラや機材を持ち込み、ポル・ポト時代を生き延びた人々の記憶を掘り起し、若い世代に伝えていくため、ワークショップを行う。村人たちは、監督たちの思いを越えて、辛い記憶を再現する映画をつくりはじめる。

*1 山形国際ドキュメンタリー映画祭2013公開時タイトル『何があったのか、知りたい(知ってほしい)』