ASIA center | JAPAN FOUNDATION

国際交流基金アジアセンターは国の枠を超えて、
心と心がふれあう文化交流事業を行い、アジアの豊かな未来を創造します。

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山形国際ドキュメンタリー映画祭 2015

日本

国際交流基金アジアセンターは、山形国際ドキュメンタリー映画祭と共催し、「アジア・フィルム・コミュニティ きらめく星座群」と題する企画を実施します。本企画では、東南アジアを始めとする世界の映画人との対話をメインとした3つのプログラムを通して、コミュニティにおけるドキュメンタリーのあり方をともに考え、日本と世界のドキュメンタリーのネットワーク作りを目指します。

3つのプログラムの中では、上映はもちろん、シンポジウムやインスタレーションの展示、映画批評ワークショップなどを行い、様々な視点からドキュメンタリーを見つめます。

ぜひ山形に足をお運び下さい。皆様のご来場をお待ちしております。

チラシダウンロード(PDF、4.6MB)

「アジア・フィルム・コミュニティ きらめく星座群」概要

◆アジア千波万波×Double Shadows/二重の影スペシャル

これまで書かれてこなかった、そして、未だ書かれていない東南アジア映画史に光を照射するコラボレーション企画。シンポジウム、インスタレーション作品の展示、作品上映によって浮かび上がる、政治的、経済的、芸術的な東南アジア映画の課題は、けっして、地域、あるいは映画というメディアのみに限定されるものではないだろう。

1)展示:「時をつなぐフィルムの糸 ― Lab Laba-Laba インスタレーション」【入場無料】

日時 2015年10月9日(金)- 14日(水)10:30 – 16:00
会場 旧西村写真館
展示作品 『カッティング・フィルム』(エドウィン/2015/16mm/90秒ループ・三面上映)、
『ハード・ボイルド』(リツキ・ラズアルディ/2015/35mmリバーサルフィルム/スライド・ビューアー)

2)東南アジアにおけるアーカイヴの未来 上映:『瞬く光の陰で』(監督:ハフィズ・ランチャジャリ/インドネシア/2013/155分)

日時 2015年10月9日(金)13:00
会場 山形美術館 M2

3)シンポジウム:「ファウンド・フッテージの想像力」【入場無料】

日時 2015年10月13日(火)15:00 – 17:30
会場 山形美術館 M5
登壇者 エドウィン(インドネシア)、チャリダー・ウアバムルンジット(タイ)、ユキ・アディッティヤ(インドネシア) 、リム・カーワイ(マレーシア)
司会 とちぎあきら

◆映画空間を開拓する

映画を作ることとは、映画製作も含めた「映画空間」を模索し、切り拓いていく行為なのではないだろうか。映画を作る人たちの共同作業の場、作り手と観客が出会う上映の場、映画を作る過程あるいは完成された作品について議論したり批評する場、あるいは自分自身や世界と向き合い対峙する場であるかもしれない。3日間の“ヤマガタ・ラフカット!”、2日間のディスカッション後には、連日ここで出会った参加者同士の交流の場を開きます。詳細は参加してのお楽しみ!

1)ディスカッション:《アジア千波万波×ヤマガタ・ラフカット!×ラテンアメリカ》
「映画空間を開拓する ― ジョグジャカルタ、アンデス、ミンダナオ、仙台、高知」【入場無料】

日時 2015年10月12日(月・祝)18:30 – 21:00
会場 山形美術館 M5
参加者 ドゥウィ・スジャンティ・ヌグラヘニ(インドネシア)、マルタ・ロドリゲス(コロンビア)、テン・マンガンサカン(フィリピン)、酒井耕、大木裕之、カルロス・ゴメス(コロンビア)

2)ディスカッション:《アジア千波万波特別企画》
「東南アジアから世界へ ― 映画づくりの現在」【入場無料】

日時 2015年10月13日(火)18:30 – 21:00
会場 山形美術館 M5
司会 フィリップ・チア(シンガポール)
参加者 キン・マウン・チョウ(ミャンマー)、ジム・ランベーラ(フィリピン)、ガージ・アルクッツィ(シンガポール)、ダニエル・フイ(シンガポール)

◆映画批評コレクティブ

映画批評コレクティブは、現在もっとも独創的な作品を生みだしている世界のインディペンデント映画と関わり、国際的な映画批評の創出と普及のためのプラットホームを目指す。コレクティブはフィリピンから東南アジアのインディペンデント映画を情熱的に紹介し、その存在を世界的に知らしめたフィリピン出身の映画批評家、故アレクシス・ティオセコ(1981-2009)の情熱に示唆を受け、映画批評が国境や既存の文化的な枠組みをこえていく必要性を主張すると同時に、現代映画における作品と思想の特別な重要性をアジアの地域に見いだす。また、若手の国際的な批評家たちに、映画作家や映画祭のプログラマーや観客との対話をとおして感性と技術をみがくためのグローバルな空間を提供する。YIDFF 2015はその活動の出発点となるだろう。

1)ワークショップ:
「ヤマガタ映画批評ワークショップ」

日時 10月9日[金]-12日[月]
講師 クリス・フジワラ(英語コース)、北小路隆志、金子遊
※WS参加者の募集は終了しました。

2)関連上映:『ストーム・チルドレン 第一章』(監督:ラヴ・ディアス/フィリピン/2014/143分)

日時 2015年10月11日(日)10:30
会場 フォーラム5

3)シンポジウム:「実験的な映像としてのドキュメンタリー」【入場無料】

日時 2015年10月12日(月・祝)16:00 – 18:00
会場 山形美術館 M5
登壇者 フィリップ・チア(シンガポール)、テン・マンガンサカン(フィリピン)、チャリダー・ウアバムルンジット(タイ)、ユキ・アディッティヤ(インドネシア)、クリス・フジワラ、北小路隆志、金子遊)

※「アジア・フィルム・コミュニティ」の展示、シンポジウム、ディスカッションは全て入場料無料です。映画上映のみ、映画祭入場券もしくはパスが必要となります。

「山形国際ドキュメンタリー映画祭2015」

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開催概要

日程 2015年10月8日(木)~15日(木)
会場 山形市中央公民館、山形美術館、山形市民会館、フォーラム山形、旧西村写真館ほか
主催 認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭、共催:山形市
公式サイト http://www.yidff.jp/home.html