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国際交流基金アジアセンターは国の枠を超えて、
心と心がふれあう文化交流事業を行い、アジアの豊かな未来を創造します。

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Condition Report 連続トーク2「表象と参画の方法論―東南アジアのヴェネチア・ビエンナーレ国別参加」

日本

国際交流基金アジアセンターでは、東南アジアの美術界で顕著なトピックを取り上げて、2回の連続トークとして開催します。その第二回は、「表象と参画の方法論―東南アジアのヴェネチア・ビエンナーレ国別参加」です。

現代美術のアートシーンはグローバルな政治・経済と密接に関わり、東南アジアの好調な経済発展はこの地域の美術マーケットを下支えしています。その背景もあって、世界的に古くから「アートのオリンピック」として知られる国際展、ヴェネチア・ビエンナーレに、各国別に参加する東南アジアの国々が増えています。

戦後早くからパビリオンをもった日本、90年半ばにジャルディーニ公園内の最後のパビリオンをつくった韓国、常に存在感を示す中国に続き、2000年代に入って順次参加をはじめた東南アジア各国の国別参加。ヨーロッパというアートの中心からローカルへの視線というだけでなく、東南アジアやアジアといった枠組みで90年代以降欧米で紹介されるグループ企画展とは異なる機能があります。参加する国々には自主的な国民国家の表象というだけではない各々の背景と目的があり、国家と地域を越えた発信という側面を強く有しています。

連続トーク2では、2019年5月のヴェネチア・ビエンナーレに参加する東南アジア各国のキュレーターを迎え、日本から参加するキュレーターを加えて、単に一過性の傾向として捉えるのではなく、近年のグローバルなアートシーンの変化と、地域外へのアジアの表象という観点からも議論します。

Condition Report 連続トーク1「現代美術の地政学―タイ、フィリピン、オーストラリアから」

イベント詳細

日時 2019年2月1日(金曜日)18時から20時
会場

国際交流基金本部2階 ホール[さくら] アクセス
東京都新宿区四谷4-4-1 Googlemap
東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅1番出口より徒歩3分

入場 無料、定員70名、要事前申込
言語 日英同時通訳
主催 国際交流基金アジアセンター
申込方法 2019年1月28日(月曜日)までに必要事項(下記1~4)を明記のうえ、件名を「表象と参画の方法論」としてメールでjfac_visual_arts@jpf.go.jpまでお申込みください。
1.氏名(フリガナ)、2.所属・肩書き、3.電話番号、4.E-mail アドレス
注:ご予約の方優先ですが、当日参加も可能です。ぜひお越しください。
問合せ 国際交流基金アジアセンター 文化事業第1チーム(担当:古市・杉田)
TEL:03-5369-6140
E-mail:jfac_visual_arts@jpf.go.jp

参加キュレーター

1.アスモジョ・ジョノ・イリアント(バンドゥン工科大学美術デザイン学部講師、インドネシア)
2.テッサ・マリア・グァゾン(フィリピン大学美術学部助教授、フィリピン)
3.ミシェル・ホー(南洋工科大学ADMギャラリー・ディレクター、シンガポール)
4.服部浩之(秋田公立美術大学大学院准教授、日本)

モデレーター

帆足亜紀(横浜美術館/横浜トリエンナーレ組織委員会事務局プロジェクト・マネージャー)

スケジュール

18時~18時15分 発表1
Michelle Ho "Music For Everyone: Variations on a Theme"
「みんなの音楽:主題による変奏曲」

18時15分~18時30分 発表2
Tessa Maria Guazon "Charting Atmospheres: Exploring Concepts of the Installative and Immersive through the Island Weather Project"
「大気圏を記述する:『アイランド・ウェザー(島の気候)』プロジェクトを通して 探る装置的展示と没入的展示コンセプト」

18時30分~18時45分 発表3
Asmudjo Jono Irianto "Whither the Local"
「ローカルはどこへ」

18時45分~19時 発表4
Hattori Hiroyuki "Methdology of Co-Variants"
「共異体の方法論」

19時~19時10分 〔休憩〕

19時10分~20時 討論