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国際交流基金アジアセンターは国の枠を超えて、
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日本×東南アジアの映画・映像専攻学生がフィリピンに集結! 共同制作による短編映画を公開

(左より)KELLY AND THE TV HEADTASTE OF LIFERED

国際交流基金アジアセンターは、日本と東南アジアで映像制作や映画理論を学ぶ学生を集め、グループワークを通してアジアで共に生きる者としての共感や共生、そして将来の作品作りの糧となる国際的視野を育むことを目指し、「...and Action! Asia ――映画・映像専攻学生交流プログラム――」を2015年より実施しています。

3年目となる本年は、フィリピン大学フィルム・インスティトゥート(University of the Philippines Film Institute)と共催、アテネオ・デ・マニラ大学(Ateneo de Manila University)、デ・ラ・サール聖ベニルド校(De La Salle - College of St. Benilde)の協力を得て、映画大国フィリピンにて、日本国外としては初めてとなる13日間の映画制作ワークショップを実施。日本、フィリピン、インドネシア、タイ、マレーシアの学生19名が集まり、本プログラムとしては初めて短編映画制作が行われたほか、フィリピン映画界を牽引する映画プロフェッショナルによる特別講義が行われました。また、完成した3本の短編映画はフィリピン大学Cine Adarnaにて上映が行われ、映画制作者たちによる講評がなされました。

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フィリピン大学敷地内にて撮影を行う学生たち
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3月8日、短編映画上映&公開プレゼンテーションにて

このたび、このフィリピンを舞台にした個性豊かな3本の短編映画をオンライン公開いたしました。ぜひご覧ください。

短編映画制作概要

日本と東南アジアの映画・映像制作を学ぶ学生を対象に、フィリピンの文化社会に関連する主題と制作条件のもと、5分以内の短編映画の企画公募にてプログラム参加者を募集。フィリピン大学フィルム・インスティトゥートを中心とする審査により参加者及び映像化する3本の映画企画を決定、日本と東南アジアの学生と指導教員の混成班を構成したうえで、フィリピン・ケソン市内にて映画を撮影、完成させました。

制作日程 2017年2月27日(月曜日)~3月7日(火曜日)
撮影地 フィリピン大学敷地内、ケソン市内
基本テーマ 以下のいずれかのテーマから映画企画を作成。

1. Student Life(学生生活)

2. Impressions of Manila(マニラの印象について)

3.Richness and Diversity in Cultures(文化の豊かさ、多様性)

撮影機材提供 デ・ラ・サール聖ベニルド校、Sony Philippines、フィリピン大学
編集機材提供 アテネオ・デ・マニラ大学

作品名:KELLY AND THE TV HEAD

あらすじ:今日はケリーの誕生日。親友のジェイドは彼女にとっておきのサプライズプレゼントを用意していた。ショッピングの代わりにケリーが連れてこられたのは、町の映画館。そこでは彼女の過去を思い起こさせる、予期せぬ映画体験が待っていた――。

スタッフ:Nur Ikmar Bin Sarbini, Katrina May B. Banaag, Egha Muhammad Harismina, Supakit Sonsee, Kento Fukuda, John Peter Cadiz Chua, Gilan Paolo P. Ilagan, (引率教員:Yow Chong Lee)

(言語:タガログ語/英語字幕)

作品名:TASTE OF LIFE

あらすじ:タイ人でイスラム教徒のフード・ブロガー、ナムはフィリピン料理の記事を書くため、フィリピンを訪れる。どこか素っ気無い態度の女性ガイド、リリーが彼女を地元の店を案内するが、誤って豚肉料理を食べさせてしまう。この失敗を埋め合わせるべく、リリーはナムにフィリピンの牛肉料理「ブラロ」を紹介する。全ての料理を食べ終えた後、二人の距離は縮まり、互いを理解するようになる。二人の間には、友情以上のものが芽生えていた。

スタッフ:Attawut Intagoon, Lorenzo Miguel B. Hilario, Evan Secunda, Nehemiah Yap Jia Sheng, Koichiro Ishii, Alphonzo C. Alegrado, (引率教員:Nuntanat Duangtisarn, Yusmita Akhirul Latif)

(言語:英語)

作品名:RED

あらすじ:ひとりの大学生が混乱に陥っていた。彼は彼の色を探し求めている。それを見つけようとしたとき、彼はいろんな障害に直面する。

スタッフ:Kenji Hayashi, Brainard Bill Barrinuevo, Anthony Saleh Ngau, Katrina Ysabel Villarosa, Herry Setyadi,Tin Chanabangkaew,(引率教員:Makoto Watanabe)

「...and Action! Asia#03: 映画・映像専攻学生交流プログラム」概要

事業名 ...and Action! Asia: 映画・映像専攻学生交流プログラム
日程 2017年2月26日(日曜日)~3月10日(金曜日)
場所 フィリピン大学(University of the Philippines)、アテネオ・デ・マニラ大学(Ateneo de Manila University)ほかフィリピン・マニラ圏内
主催 国際交流基金アジアセンター
共催 フィリピン大学フィルム・インスティトゥート
協力 アテネオ・デ・マニラ大学、デ・ラ・サール聖ベニルド校
協賛 Sony Philippines
参加校 フィリピン/フィリピン大学、アテネオ・デ・マニラ大学、デ・ラ・サール聖ベニルド校

インドネシア/ジョグジャ・フィルム・アカデミー(Jogja Film Academy)

タイ/バンコク大学(Bangkok University)

マレーシア/マレーシアサラワク大学(Universiti Malaysia Sarawak)

日本/日本映画大学、名古屋学芸大学、東北芸術工科大学、早稲田大学

特別講師 ビアンカ・バルブエナ(プロデューサー)、カルロス・シギオン・レイナ(映画監督)、アルマンド・ラオ(脚本家)