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パリコレ?!リサイクルドレスのファッションショー

8月上旬、理科の「リサイクル」についての授業の一環で、リサイクル品から生徒たちがドレスを作り、そのドレスのファッションショーが盛大に開かれました。

様々な華やかなドレスを着た生徒たちの写真
ドレスだけでなく、イヤリング、髪飾り、ブレスレット、
そして靴もすべてリサイクル品からつくられています。

写真からも感じていただけると思いますが、デザインも完成度も本当にハイクオリティーですよね。
もちろん、生徒たちは「服飾」を普段、学んでいるわけではなく、そのような科目もありません。あまりにも、ドレスの出来栄えが素晴らしいので、私は思わずこのショーが「理科」の授業の一環で催されていることを忘れそうになりました。

ドレスの一部分の写真
生徒たちは、要らなくなったCD、インスタントコーヒーやココアの小包、
ビールの空き缶を器用に組み合わせてドレスを作っていました。
ドレスの写真1
各クラス1つずつ、思い思いにドレスをつくります。
ドレスの写真2
クラスによって、ドレスのデザイン、
色合いが全く違い、個性が光っています。
ドレスの写真3
ドレスの写真4
ドレスの写真5
ドレスを着ている生徒たちは、みな高校生です。

大音量でアップテンポな音楽と共に、リサイクルドレスに身を包んだクラス代表の生徒たちが、一人ずつ舞台に登場。 全校生徒と教師から熱い視線が注がれる中、代表の生徒は舞台に立ち、自己紹介並びにドレス制作にかけたクラスの想いを熱く語ります。 スピーチの後は、舞台から客席へとまっすぐと伸びる赤いランウェイを歩きます。その歩き方もまるでプロで、凛々しく悠々としていました。

ファッションショーの会場の写真
舞台から客席へとまっすぐ伸びる赤いランウェイ。ショーは、生徒が主体となり運営されています。
ドレスを着た生徒が風船を受け取る写真
生徒たちは、自分が1番いいと思うドレスを着た生徒のもとへ駆け寄りカラフルな風船を渡します。カラフルな風船の数が得点としてカウントされます。
風船を数えている生徒たちの写真
ファッションショーの舞台裏。風船の数をカウントし、得点を算出しています。

クラス代表として、ドレスに身を包んで登場するのは、「女の子」だけじゃありません。どういう言葉が適切か難しいですが、体は男の子だけど心は女の子の生徒も、ランウェイに登場します。
タイでは、多様な性は当たり前のことです。
 生徒も、教師も、誰もが、身体的な性にとらわれることなく、自分らしくいられる性を大切にしています。しかし、そんなタイでさえ、生徒は学校内では、身体的な性に合わせた制服を着なければなりません。
それだけに、普段は男の子の制服を着なければいけない生徒が、ドレスに身を包み、ランウェイを歩く姿は、とても伸び伸びとしていて輝いて見えました。

もっと、世界的に、性だけでなくあらゆる面で、各々が自分らしく輝ける社会になればいいなと思った一日でした。

Writer
タイ ローイエット
吉野 瑞紗さん

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