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タイの田舎での日本紹介

私が10か月間過ごしたピマーイ・ウィッタヤー校は、バンコクから北東に約300キロ、タイで一番面積が広く、東北部イサーン地方の入口であるナコンラチャシーマ県のピマーイという町にあります。この町は約1000年前にできたとされるタイ最大のクメール遺跡のピマーイ遺跡が町の中心にあり、お祭りも多いので、タイ人やヨーロッパ人の観光客が多く訪れます。

しかし、この町はバンコクから離れているため、日本人観光客もあまり来ないし、生徒たちの日本についての知識もあまり深くありません。しかしなんとかお祭りの時に日本を紹介する機会に恵まれました。


ピマーイ遺跡と学校の舞踊チーム

毎年11月に開かれるピマーイフェスティバルは、遺跡をライトアップしてこの地方に伝わる昔話を題材にしたミュージカルが行われます。プロの役者10名に混じってうちの生徒たちも総動員されミュージカルに出演します。この素晴らしいお祭りを日本全国に発信してもらおうと、仲間の日本語パートナーズたち10名に来てもらいました。これには普段会えない日本人に会えると生徒も大喜びでした。


日本語パートナーズと生徒たち

ロイクラトンという灯篭を川に流して川の女神に感謝する祭りのとき、生徒は寺に供える灯篭を持ってタイの民族衣装でパレードするのですが、その際日本語専攻の男子生徒とゆかたを着て町を練り歩きました。これには校長先生やお寺の住職さんにもびっくりされましたが、町の人々には大好評でした。


生徒とゆかたでのパレード

そして、日本での通訳案内士の経験を生かし、自分の出身地である九州について紹介をしました。九州は幸いにもタイの映画やドラマが多くロケされているので、それらのドラマを交えて説明することで生徒たちの関心を引くよう工夫をしました。彼らは将来大切な日本のお客様になってくれるはずですから。彼らが将来九州に来てくれることを切に願ってやみません。


九州の紹介
Writer
タイ ナコーンラーチャシーマー
亀田 信雪さん

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