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教育現場で感じる「ギャップ」

はじめまして。フィリピン・セブで活動している浅利信子です。私がメインで派遣されている学校はセブシティの「アベリアーナ・ナショナル・スクール」で、サブ校はマンダウェシティの「カバンカラン・ナショナル・ハイスクール」です。この2つの学校を担当して3か月、この間の活動を通して私が感じた日本の教育現場との「ギャップ」についてお伝えします。

先生がたとの集合写真
初登校の日、校長先生と日本語の先生たち。歓迎の横断幕にびっくり!

私が感じる日本との大きな「ギャップ」の1つが「女性教員の多さ」です。どちらの学校も先生は圧倒的に女性が多く、校長先生も女性です。日本の中学・高校とは教員の男女比が完全に逆転しています。

ケーキを持った浅利さんと先生がたとの記念写真
私の誕生日にみんなでケーキを食べました。先生たちの繋がりはとても家族的です

このことは教育現場に様々なよい影響を与えていると感じます。最も強く感じるのが「コミュニケーションのあり方」がとても心地よいものになっている……ということです。職員室はいつもおしゃべりの花が咲き、あちこちで笑い声が上がります。日本の学校現場ではなかなかない光景です。数少ない男性の教員もそんな中で良い意味で女性的に変化していくのでしょう。先日の「書道」の文化紹介のために大きな荷物を抱えて出勤した私に「準備、大変だったでしょう。よくやったね。」と真っ先に声をかけてくれたのも男性の先生でした。私は少しびっくりしました。その柔らかな他者への思いやりの表現はまさに「女性的」なものと感じたからです。

大勢の生徒と撮影した集合写真
カバンカラン高校で日本語を学ぶ生徒たちの集合写真
書道作品を持った生徒たちとの集合写真
アベリアーナの高校生たちと書道体験を楽しみました

教室での生徒たちの間にも笑顔が溢れ優しいやりとりが交わされています。皆が「自分のまま」で自由に自己を表現できる場となっていることも、常に感じる「ギャップ」の1つです。他者にどう思われるかを気にして、ありのままの自分を出さずに空気を読もうとする日本の中学・高校生たちを身近に感じてきただけに、それはいつも新鮮な驚きを私に与えてくれています。

LGBTと書かれたドアの写真
学校にはLGBT用のトイレがあります

特に感じるのは「性的マイノリティ」に対する寛容でおおらかな空気です。生徒も教員も堂々と自分のセクシャリティを表現し、そのことが何の差別にもつながらないことは、私たちが最も学ばなければならないことかもしれません。

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