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手を取り合って

「おはよう」「ありがとう」「日本人ですか」
私はインドネシアで生活をしていて日本語での挨拶、話しかけてくれる人の多さに驚きました。
というのも、インドネシアの高校で第二外国語として日本語が学ばれていることや日本の漫画やアニメが人気であること等、沢山の背景があるからです。

「日本で働いていたよ」「家族が来年から日本で働くよ」と言われることも多いです。
勿論、日本にいきたいと言ってくれる人もとても多いです。
日本で年々外国人が増えていることはぼんやりと感じていましたが、短い会話を通じて今の日本は色々な国の人に支えられて、助けられているのだと改めて感じています。

私はいま高校で日本語、日本文化を教えていて沢山の「ありがとう」を受け取るけれど、今度は日本でいま教えている彼らに沢山「ありがとう」を伝える時がそう遠くない将来に来るのだと感じました。
そうなった時に私は、ここで受けた沢山の親切を、受取った感謝を彼らに伝えていきたいなと思います。

派遣先での生徒の写真
いつも笑顔の10年生(高校1年生)

大雨の時、呼んだ車が見つからず困っている私たちを濡れながらも助けてくれたこと。
気分が上がらないとき、すれ違ったお婆さんが不意に笑ってくれて救われたこと。
アンコット(乗り合いバス)を待っているとき、疲れるからと椅子を持ってきてくれたこと。
常夏。雨期になり、雨が降る度に喜ぶ学校の先生や生徒。
雨が降ると至る所で大きな水たまりが出来ますが、バイクで通り過ぎる人はアトラクションに乗るかのように楽しみ、子供はまるでプールかのように水遊びを始めます。
このような姿を見ていると、どんな状況でも受け取り方次第で良い方向へとなること、笑顔は大切だということに気が付きました。

道端で目が合った時に微笑んでくれる人が沢山います。
インドネシアに来てから笑うことが増えました。

Writer
インドネシア 東ジャワ州
岩﨑 円香さん

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