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「道具」である言語

こんにちは!遂に、赴任地で書く最後の記事となりました。
最後は、私がここで伝えることができたこと、得たことについてお話しします。

たこ焼きを作った際の記念写真
月に一度、調理をしました。日本の味に親しんでもらうことができました。

私たち“日本語パートナーズ”(NP)は、赴任地の人々に日本の文化を伝えて、日本のファンを増やす、という目標を持っています。加えて、現地の文化に親しみ、現地のファンになることも期待されています。

私の学校では、もともと日本が好きで日本語を選択する生徒が多く、私よりも日本文化に詳しい人もいました。正直、私は手先が器用ではないので、折り紙やあやとりは苦手でしたし、これまで書道や武道にも多く触れてきませんでした。そんな私ができたことは、日本語を「コミュニケーションの手段」として活用してもらうことでした。

赴任当初は、日記交換や小テストの添削にコメントを付けてやりとりをしていました。今でも、任意で続けてくれる生徒がいます。また、少しずつ日々の会話で積極的に日本語を使おうとしてくれる生徒が増えてきました。

課題の提出ノートの写真
誕生日祝いの写真
課題を返却する際に必ず生徒と話します。
最近では、生徒が日本語で私の誕生日をお祝いしてくれました。

ある時、赴任校のインドネシアにある姉妹校に、NPが派遣されていることを知りました。コンタクトを取って、それぞれの学校の生徒との間で年賀状交換をしました。

完成した年賀状の写真
受け取った年賀状を持った生徒たちの写真
インドネシアの生徒宛に書いた年賀状と、受け取った年賀状

また、とてもありがたいことに、私の友人が赴任地のウタイターニーまで会いに来てくれることも多くありました。

ご友人の写真1
ご友人の写真2
ご友人の写真3
友人たちは、学校の日常を見るだけでなく参加してくれました。

これまでに学校を訪問してくれた友人は7人です。そのうち2人の母語は日本語ではありませんが、内閣府の青年国際交流事業で私と知り合い、日本に渡航した経験もある友人でした。日本が大好きな生徒達にとって、彼女たちは憧れの存在となりました。

鬼のお面を持った集合写真
友人も「節分のお面作り」を通して日本文化を生徒と一緒に学びました。

日本語を使って日本人の友だちができる。日本語を使って日本語を勉強している世界中の人と友だちになれる。

そんな「言語を学ぶ本質」を、この活動期間中に伝えることができました。
一方で、私自身もタイ語を使うことで、職員室のみんなと打ち解け、町の人に顔を覚えてもらい、あたたかい気持ちで滞在することができました。

言語は「科目」以前に、より良い関係やコミュニケーションを作るための「道具」であるという実感を得られた瞬間です。

Writer
タイ ウタイターニー
松田 ゆきのさん

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