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台湾派遣NPの役割~学校全体に「日本」を伝えること~

日本のモノや情報が溢れている台湾では、日本語や日本文化に興味があり、学ぶ機会を欲している人々が非常に多くいます。しかし、校内で日本に触れる機会は極めて限られており、独学で日本語を学ぶ人も一定数いるように思われます。

このような背景の中で、台湾派遣の日本語パートナーズ(NP)が担うべき役割とは、「隠れている学習者」を見つけて日本語学習の動機づけと支援を行うとともに、より多くの人々に対して、「日本人から学ぶ」という直接的な体験の機会を提供することだと考えます。NPの特徴の一つは常勤であり、他の教職員と同様に毎日朝から晩まで学校にいるという点です。したがって、時間の面でより柔軟な計画を立て、多様な活動を提案することが可能です。

私が自主的に企画し、注力している活動は幾つかあります。第1に、生徒に対してです。まず、週に2~3回昼休みに、高校生から希望者を募って授業を行っています。それぞれ、五十音、日本文化紹介および場面別会話、スピーチコンテストの準備等です。なお、中学生の法律クラブでは、日本の青少年保護育成条例、婚姻、財産分与を紹介したり、飲食に関する授業では、日本の風物詩や和菓子について話をしたりしました。他教科の授業において、日本への視点を取り入れることは、自国を客観的に見るうえでも大きな意味があります。

プロジェクターに資料を映して授業を行う川瀬さんの写真
法律クラブで日本の「温泉法」を紹介
4人の生徒に個別に授業を行う川瀬さんの写真
日本旅行の事前課程も担当

第2に、教職員を対象とした日本語クラブです。先学期は、週に2回2時間ずつ、レベル別の授業を行いました。授業では、参加者の要望を参考に日本語と文化の双方を扱っています。これは、私が最重要視している活動の一つです。なぜなら、確かに学校の中の主役は生徒ですが、自分が直接関わることのできる生徒の数は、物理的に限られているからです。教職員を通して、より多くの生徒に日本を伝えるという点での波及効果、すなわち生徒への肯定的な影響が期待できます。

教職員にパソコン画面で授業を行う川瀬さんの写真
教職員の日本語クラブで「スタジオジブリ」を紹介
浴衣を着た教職員と川瀬さんの記念写真
浴衣体験

自分の働きかけが功を奏して、一人でも多くの人が日本への理解を深めてくれるのならば、このうえなく有り難く嬉しいことです。

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