最新情報はこちら

日本語パートナーズに参加して学んだもの

派遣期間:2016年5月~2017年3月

日本語パートナーズ(NP)は、私にそれまでできなかった2つのことを経験する貴重な機会を与えてくれた。

1つは、学校の教壇に立ったことだ。会社を早期退職し、セカンドライフの目標であった国際交流や支援活動に取り組む手段の1つとして日本語教育を選択した。しかし学校の教壇に立った経験はなく、しかも外国の学生を相手に上手く教えることができるのか大きな不安があった。そんな時、NPの募集を知り、学校で教える経験を積むには絶好の機会と考え応募した。明るく精力的な現地の日本語教師(CP)と一緒に、楽しく分りやすい授業を心がけて取り組んだが、「知っていること」を「教えること(理解してもらうこと)」の難しさを痛感した。日本語教育に関する専門的な知識に加え、教える技術の重要性を再認識し、帰任後はNPの活動で学んだことを活かすために、また教える経験を積むために国内の日本語学校に職を求めた。さらにスキル向上を目指してEPA(経済連携協定)の日本語講師派遣に応募し、フィリピンに赴任した。NPとして初めて体験した「教えることの楽しさ」と「教えることの難しさ」が今も日本語を教えるための鍛錬を怠らないモチベーションとなっている。

現地で活躍する日本語パートナーズの写真
EPA日本語講師としてフィリピンで授業

2つ目は、海外で暮らしたことだ。それまでは海外出張などでホテル住まいをしたことはあったが、生活した経験はなかった。初めてのことで不安を抱いていたが、貴重な機会だと自分に言い聞かせ、現地での生活を楽しむことにした。アパートに住み、食事は3食近くの屋台で食べ、買い物は週末の市場を利用した。そしてCPの先生の厚意で結婚式、葬式、出家式などにも出席させてもらうことができ、町のいろいろな人々と交流することができた。とことん赴任地を知ることに努め、そこでの生活に馴染もうと努力したお陰で、生徒たちとの距離もぐっと近くなり、学校に、そして地域に溶け込むことができたと思う。この貴重な経験により外国の人と接する時、相手の人を、そしてその人の国のことをしっかりと理解することの大切さを改めて学んだ。これからもこの姿勢を大切にしたい。

Writer
タイ サラブリー
前田 裕司さん

この人の書いた他の記事

タイの記事

よく読まれている記事

PAGE TOP