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人生を二度生きる

派遣期間:
2015年5月~2016年3月 タイ
2017年9月~2018年6月 台湾

私は以前から会社を定年退職した後は、それまでしたくても出来なかった事を1つでもやりたいと思っていました。60歳で定年退職し、フルマラソンを走りたいという夢を叶えるため5年間ランニングに没頭しました。記録も伸び悩み、何か次の事に挑戦したいと思っていた時に出会ったのが日本語パートナーズ(NP)でした。全くの偶然としか言えないタイミングでタイ2期の募集に応募し、タイ北部のランパーンという町にある公立高校に派遣されました。

それまで教師の経験もなければ日本語教育の資格もない自分が、現地日本語教師のサポートとは言え教壇に立つことに多少の不安もありましたが、これから始まるタイでの生活を思うと、不安をはるかに超えた新しい生活への希望に満ちていました。約10か月のNPの活動は悪戦苦闘の連続でしたが、終了後は今自分の出来る事を精一杯やり切ったという満足感で一杯でした。
一度マラソンを走ると、どんなにつらくても終わった後は次のレースの事を思います。タイから帰った後に、台湾派遣のNPの募集を知り、二度目の挑戦をしました。
NPとしての2つの派遣先での経験を振り返ると、教えたことよりも教えてもらったことの方がはるかに多いような気がします。
年齢や言葉や文化の壁を超えて分かり合える素晴らしさ、一緒に学び、教え合う楽しさは、今までの人生ではなかなか見いだせなかった貴重な体験でした。そこにはいつも、立場は違っても、皆がお互いに誰かの役に立ちたいという純粋な気持ちがあったように思います。

二度の経験を経て、気がつけば70歳をとうに超えています。
NPという立場ではなくなりましたが、そこで繋がった絆はたとえ細くなったとしても切れることはありません。台湾から帰国した後は、あまり得意ではなかった中国語の勉強がしたくなり、再度台湾に渡りました。台湾大学、台湾師範大学の語学学校に入学し、世界中から集まる学生達と一緒に学びました。都合1年程台湾で語学漬けの日々を送るうちに中国語会話も少しずつ出来るようになってきました。
65歳で最初に参加したNPをきっかけに、まさに豊かな二度目の人生を歩んでいる様な気がしています。この先もずっとこの気持ちを持ち続けていきたいと思っています。

現地で活躍する日本語パートナーズの写真
台湾大学語学センター同級生と
現地で活躍する日本語パートナーズの写真2
広大な台湾大学構内、椰子大道
現地で活躍する日本語パートナーズの写真3
台湾師範大学語学センター前で
Writer
タイ ランパーン
北林 淑則さん

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