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日本語パートナーズとコロナ禍を経て、新たに見つけた夢

派遣期間:2017年7月~2018年3月

私は日本語パートナーズ(NP)として、フィリピン・セブのコルドバという地域で活動をしました。
たくさんの人たちと出会い、たくさんの愛情をもらいました。
この先、何十年経っても忘れないものだと思っています。

現地で活躍する日本語パートナーズの写真

NPの活動を終えて日本に帰国した私は、日本語教師という仕事に興味を持ち、通信制大学で勉強を始めました。
通信での2年間の講義やスクーリングを経て、ようやく海外での就職活動に本腰をいれようとした矢先、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るい始めました。
しばらくの間は、簡単に海外に行くことは叶わない……。
私は絶望と無気力が混じった気持ちになり、自分がどこに向かって進めばいいのか分からなくなっていました。

数か月が過ぎて、世間の状況が落ち着いてきた頃、ぼんやりとではありますが、私の中である考えが浮かんできました。
それは、もしまた海外に行くことができたとき、日本語とともに、何か少しでも現地の人たちの仕事につながる技術を伝えることができないか、ということです。
なぜかというと、ホームステイ先の大家さんから日本よりもかなり厳しいフィリピンの雇用事情を聞いたことがあったからです。
その大家さんは40代だったのですが、「自分くらいの年齢では工場でもデパートでも就職が難しい」と言っていたのです。この時、驚きを隠せなかったことを覚えています。

そして、私が選んだ新たな道、それは美容師として、もう一度働くことです。
以前美容師をしていたのは10年以上前のことです。
かなりブランクがあるので、またイチからのスタートですが、しっかりと技術を身につけて、何か仕事につながる技術を教えられるようになり、少しでも現地の自立支援の助けになればと思っています。

現地で活躍する日本語パートナーズの写真2

新型コロナウイルス感染症の影響で、まだまだ先が見通せない状況が続いていますが、日本にいる今だからこそ、ここでできる準備をしっかりして、自分の進むべき道を歩んでいこうと思っています。

Writer
フィリピン セブ
岡本 沙樹さん

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