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教師会から日本語教育を盛り上げよう!

私が派遣されているデポックは教育に力を入れている地域ですが、日本語教育に関してはまだまだ充分とは言えません。日本語高校が全て把握されておらず、今まで年に1回開かれていたデポックの日本語教師会は3、4人の参加者しか集まらなかったそうです。

しかし来年の日本語文化祭がデポックで行われるかもしれない!? となり、これを機会にもっともっとデポックの日本語教育を盛り上げよう!と、2月に行われた教師会では先生たちがSNSや電話で直接学校や先生に連絡を取り、高校と専門学校で分かれていた教師会を同時に開催することで15人の先生方に参加いただきました。

そこでは月に1回、教師会が主催する勉強会を行おうということになり、3月には第1回として11人の先生方と「フルーツ白玉作り体験&試食会」を行いました。途中で材料が足りなくなって先生にバイクで買いにいってもらったり、中間考査や入試期間だったので来られなくなった先生方がいたり、と色々ハプニングはありましたが、どうやったらインドネシアに普通にある食べ物だけで作れるかを考えたり、生徒たちの好む味付けを話し合ったり、とこれからの先生方の授業に活かすことのできる有意義な勉強会になりました。

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白玉をこねる先生方

来月からは日本語能力試験の勉強会や指導案の作成などの勉強会を企画しています。
日本語パートナーズの派遣数が少なかったり、多くの先生が非常勤でなかなか授業を休んで勉強会に参加できなかったり、交通の便が悪く勉強会の開催地になれる学校が少なかったり、とデポックの日本語教育や教師会にはまだまだ解決しなければいけない問題は山積みですが、若くてやる気のある先生方を中心として、国際交流基金や私のような日本語パートナーズの力を利用してもっともっと発展していってくれればな、と思います。

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完成したフルーツ白玉
Writer
インドネシア 西ジャワ州
岡田 麗央奈さん

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