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「日本人」というブランドの体現するために

こんにちは。インドネシア派遣の平岩です。
突然ですが、日本人でよかったと思うことはありますか?

私は、日本人であるおかげで、今“日本語パートナーズ”としてインドネシアにいます。学校や地域では数少ない日本人としてインドネシアの人々にたくさん可愛がられて、新しい経験をさせてもらえています。

平岩さんと女子生徒の笑顔の写真
初めてのクラスで写真を撮りたいと言ってくれた生徒との写真

私はインドネシアに来て、国籍はその人が身につけるブランドだと考えるようになりました。どれも、それぞれの価値や、良さがあります。また、インドネシアにおいて、日本人というブランドは、意外と多くの人に親しみのあるブランドであるように感じます。
例えば、街を歩けば写真撮影を求められ、SNSで大量のメッセージが届き、訪問先ではサインを求められます。

 

平岩さんと男子生徒たちの写真
写真を撮りたくて私の帰りを待ってくれていた素敵な生徒たちとの1枚

私が教壇に立つだけで、嬉しくて涙を流す子もいます。だから、いつの間にか、天狗になり、来てあげた。教えてあげた。と上から目線で物を捉えがちでした。しかし、天狗になれば日本人らしさを失い、ブランドは価値や親しみを失っていきました。
その時、ようやく「日本人」であることだけがブランドではない!と気づきました。
インドネシア人は、人の長所を見つけて褒めるのがとても上手です。多くの出会いの中で、彼らは、見た目の華やかさや綺麗さではなく、人間の内面にある愛嬌や、優しさなどの人柄・その人の良さを見ているように感じます。実際に彼らは私が何かするたびに恥ずかしくなるほど褒めてくれます。私が日本人らしくあればあるほど、彼らは私に興味を持ち、喜んでくれます。

うどん作り体験の写真
みんなでうどん作成、この後いつもはしないところまでしっかり掃除!!

私の考える日本人らしさとは気遣い、察すること、丁寧さ、あいさつです。自然と身についた「日本人らしさ」を意識して、彼らと接したり、磨いていくことで、日本を好きになってくれる人が増えるのだと学びました。

私自身、日本の当たり前で気づかない文化の素敵さに気付かされ、日本の大ファンになりました。 しかし、日本人「すぎる」ことは理解してもらえないこともあります。私は、少し図々しくいる方が受けはいいのかなと思います。
残り少ない派遣期間、私の思う「日本人らしさ」をもって、多くの人と関わりたいと考えています。

Writer
インドネシア 中部ジャワ州
平岩 志野さん

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